第44話

🐨
2,618
2021/04/18 13:57
2019年6月。





それは突然の事だった。いつものようにテミン先輩の家に泊まって、仕事に行くためにマンションの階段をおりた時、



記者「すみません、BLACKPINKのあなたさんですよね?」
貴女
貴女
っ…!!









バレる、?


一瞬、ビクッとした。事務所を首になるかもって。








でも、もう私には関係の無いことなんだ。


貴女
貴女
仕事があるので事務所にお願いしますね


私はそう言って軽く記者をあしらうと、後ろから続いてテミン先輩も降りてきて
テミン
テミン
あれ?なんだまだ居たの?
貴女
貴女
今日現場一緒だから一緒に行くって言ってたじゃないですか
テミン
テミン
あれっ?そうだっけ笑
テミン
テミン
まぁ、いいや。行こ?














テミン先輩は記者なんか見えてないかのようにいつも通り。




多分これが大物芸能人で居るってこと。

動じたらいけないんだ。











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それから数時間後にはトップニュースになっていた。


アナウンサー「速報です。SHINeeのテミンさんとBLACKPINKのあなたさんの熱愛が報道されました」











そう言って昨夜、2人でテミン先輩のマンションに入っていく様子から今朝の様子までの映像から画像が流れた。


意外と見られてたんだなって思うと少し怖い











アナウンサー「お2人は数ヶ月前から交際しているそうですがどう思われますか?」



MC「テミンさんも大御所ですし、あなたさんも今まで熱愛などなかったですから上手くいって欲しいのは思いますね」















私はその言葉を聞いて虫酸が走った。



全身から電気が流れるように、寒気がした。

他人にそんな気持ちの悪いこと言われたくなんかなかった。














貴女
貴女
オンニ、
ジェニ
ん?どうしたの?
貴女
貴女
私テミン先輩と別れよっかな
ジェニ
あはは、飽きた?笑
貴女
貴女
うん。、良い人すぎる
ジェニ
あなたにはちょっと抜けてる人の方がいいもんね〜?
ジェニ
だからベッキョニオッパ紹介したのに〜












ただ、他人に私たちの恋愛を応援されただけなのに私は死ぬほど嫌になった。



テミン先輩とそういう目で見られるのが。













その時、「あぁ、その程度」って。





その程度の関係なんだって実感した。



















貴女
貴女
近いうちにベッキョニオッパに会おうかな…

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