第32話

☂️

653

2023/08/11 09:54

神威 side

神楽

がっ、、




こっちの体力ももうほぼない。

それでも動き続けるあなた。

神威

、、まだ、




あなたがこうなったのは、
俺達が気持ちに気づけなかったから。

神威

謝らないといけない事も
山ほどある、

神威

けど、それは喧嘩が
終わってからだ、

あなた

あはっはは、



狂った様に笑い続けている。
あれはあなたじゃない、夜兎の本能。


情けも、自分の安全の心配も知らない獣。

そこに優しかったあの頃の面影はない。

神威

、、どうすれば、、。



その時、思い出したのは昔の風景だった。

～回想～

あなた

ただいまヨ〜

神威

おかえり、、って

神威

また傷増えてる、、。

あなた

、、、やっぱり
神威にはバレるネ

神威

道具持ってくるから、！

神威

俺を呼んでって言ったじゃん…

あなた

ごめん、。

あなた

でも、やっぱりあなたの方が
お姉ちゃんだもん！

神威

強がらないでいいから

あなた

強がり、かもしれないけど、

あなた

でも大切な家族守りたいって
思うのは当然アル！

あなた

そこにダメとか無理とかないネ

あなた

大事なのは、やってみる！

神威

にしてもやりすぎ、

あなた

痛っ、消毒液が染みてるヨ！！！





あの時は適当に流した。けど、、、。



今はそれが1番大切な事なのかもしれない。

神威

っ、！！！



どんなに足が痛くても、動け、命尽きるまで。



ドカアアアアアアン！！

星海坊主

(1発.......)

神楽

(入った.....！)

あなた

、っはぁ、はぁ、、。

星海坊主

！

星海坊主

(まだ立って....！)

星海坊主

気をつけろ、神威！

神楽

いや、

神楽

パピー。

神楽

あれは、バカ姉貴アル。

あなた

やっと、戻ってこ、れた、、。

神威

あなた！

あなたは俺に倒れ込んできた。

あなた

バカになれ、、、か、、。

あなた

もっと早くに、そうできれば、、、。

あなた

母さんも、、喜んだのかな、、。




あなたはそのまま気絶した。

神威

、、っはぁ、、。



俺はあなたを抱えながら倒れた。

神楽

バカ兄貴がくたばったアルか。

神威

うるさいな、気が抜けただけさ。

星海坊主

でも、やっと終わったか、、、。

星海坊主

起きたら家族で反省会だな。

神威

ハゲ親父に従うのも癪だけど、
そうだね。

あなたside

あなた

、、ここは、？

あなた

川、、私は死にかけてるのか。

江華

あなた。

あなた

母、、、さん、？




川の向こう側には、母さんがいた。

あなた

母さん、、。

あなた

私、沢山間違えたよ。

あなた

それを全部母さんのせいに
する様にして、逃げたの。

あなた

私は、どこまでも弱かった。

あなた

だから、1回でもいいから。

あなた

母さんに謝りたかったんだ。

あなた

ごめんなさいっ、。

江華

あなたはよく頑張ったよ。

江華

弱くたっていい、
間違えたっていい。

江華

あのハゲも、神威も、
間違えたんだから。

江華

だから、もういいんだよ。

江華

家族で、バカやってな。

あなた

、、母さんっ、。

あなた

私、母さんが羨ましがるくらい
バカやっててあげる！

あなた

だから、見ててね、、。

あなた

っ、なんか目眩が、、。

江華

そろそろ時間かな。

江華

バイバイ、あなた

あなた

うん、ありがとう、っ。

あなた

大好きだよ、、母さん、、、。

あなた

、、、



母さん、私頑張ってみるよ。

神威

あ、

神威

あなた、起きたのか

あなた

うん、起きたっ、よっ！！


神威の顔に思いっきりぶつけ勢いよく立ち上がった。

神威

いっっっっったい！

神威

いきなり何するんだよ！

あなた

バカになれって言ったのは
どっちだったかな

神威

だからって起きた瞬間に
頭突きする事はないだろ、、。

神楽

あなた、

神楽

おかえり

あなた

！

あなた

ただいま







一応終了！！！！



続き考えてるので暇があったら作ります！

あと遅れてすみません！！！！！！←

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第33話続編‼️

月見団子🍡

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。