今日は真央と付き合って初めてのデート
だがしかし、私はタイミング悪く今日の朝生理が来た。
生理痛に襲われてる。
もう9時半、待ち合わせの時間になっちゃう。
早く準備しなきゃ、でもお腹痛い。
真央は気づくよね。
心配かけるくらいなら今日は断ろう。
私はゴロンと丸まりながら手を伸ばしてスマホを取る。
真央に電話をかける。
真央(おはよ)
えむ(おはよう)
真央(どうした?)
えむ(ごめん、用事できた、ほんとにごめん)
真央(嘘でしょ?)
えむ(え)
真央(声元気ないし)
えむ(ほんとは、)
真央(うん)
えむ(生理痛で、痛いの、お腹)
真央(わかった、今から行くから)
えむ(え、いいよ)
真央(彼氏に頼れって)
えむ(はい、)
真央(ん)
えむ(家に誰もいないから勝手に入ってきて)
真央(わかった、寝てろよ)
通話が切られる。
さすがだな。
キュンとしたな。
彼氏、かあ。
私は頬が赤くなる。
しばらくして、ガチャっとドアが開いた。
真央「大丈夫か」
真央が私に近づいてくる。
えむ「うむ」
私はむくっと起き上がる。
ベットから降りて床に座る。
真央「起きなくていいよ」
えむ「真央来たもん寝てるのもったいない」
真央は頬を赤くした。
照れてる。
可愛い。
真央「これ、コンビニ寄って買ってきた」
真央は袋の中からガサガサと出す。
生理痛の薬とあったかい飲み物と水
えむ「え、」
私は真央を見る。
真央「薬、飲んだ?」
私は首を振る。
真央「飲んで、あ、薬これで大丈夫?」
えむ「大丈夫だよ、ほんとにありがとう」
真央優しい。
好きだな。
美桜ちゃんたちが持ってるのを見てたのかな。
真央「うん、水も買ったから、これで飲んで」
真央は薬とペットボトルの蓋を開けて差し出す。
優しく笑う。
えむ「真央が飲ませて」
私は真央を見て言う。
真央は固まる。
なんか変なこと言ってるかな。
私もえ?ってなる。
真央「は?」
えむ「だめ?」
首を傾げる。
ただ、ペットボトルを傾けてもらうだけなのに。
真央は頬を赤くした。
真央「意味わかってんの?」
えむ「わかってるよ、え?」
なぜか真央が口に薬を入れた。
水も口に入れる。
えむ「なにしてんの、真央が飲むの?」
真央に手を伸ばすと、真央は私の頭の後ろを抑えた。
えむ「お」
キスされる。
えむ「っ!」
口に水と薬が入る。
私はぎゅっと真央の服を掴む。
苦しくなってゴクンと飲み込む。
真央は口を離した。
水を拭って私を見つめる。
いつもよりもなんか、男って顔してる。
えむ「へ、」
訳が分からなくて恥ずかしくて、私はパニックになる。
口を両手で抑える。
真央「俺、性欲強いんだよね」
真央は私をトンっと押す。
床に倒れる。
真央からキスされる。
どうしたらいいかわかんなくて、真央の手を握る。
目をぎゅっとつむる。
えむ「ま、お」
真央は私の首をぺろっと舐める。
ビクッとする。
くすぐったい。
バクバクする。
真央「はは、真っ赤」
真央は笑って私の頭を撫でる。
えむ「は、恥ずかしいです」
真央は私をぎゅっとして起こしてくれる。
真央「俺のことを彼氏ってもっと意識してくださいね」
えむ「はいぃ」
私は頬を両手で触って言う。
真央「おいで」
真央がカッコイイ。
私は真央の足の上に乗って抱きつく。
えむ「ああ、またお腹痛くなってきた」
真央「大丈夫?」
真央は私の背中をさする。
えむ「もうちょい下、」
真央「はいはい」
腰あたりをさすってくれる。
あったかい。
真央の匂い好きだな。
真央「薬飲ませてって言ったじゃん」
えむ「うん」
真央「どーゆーつもりだったの」
えむ「ペットボトルを傾けてもらおうかと、」
真央「なんだよそれ」
真央は笑う。
えむ「付き合って、」
真央「ん?」
えむ「付き合って初めてのデートなのに、お腹痛くなってごめんね」
真央「えむはなんも悪くないから、大丈夫だよ」
えむ「うん」
真央「また今度デート行こ」
えむ「うん」
真央は優しく私の頭を撫でた。
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昨日完結したばかりなのですが、リクエストを頂いて、恋人のまおえむのお話を書いてみました!!
これからちょっとずつ話を書いていけたらなと思います!!
リクエスト嬉しいです!
じゃんじゃんお待ちしておりますᐡ. ̫.ᐡฅ
新作の"歌い手リリー"もよろしくお願いします!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。