第12話

12話 大事なものはちゃんとチャック付きのポケットに
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2025/12/22 13:50 更新
戦闘後、夜の一室
波の音と煙管の煙を吐く音だけが響いている

あなたの下の名前(銀時)は自分の傷口に包帯を巻き終えソファに腰を下ろす
そこへ高杉が無言で隣に座る
高杉晋助
…今回もまた随分と無茶したもんだな
あなた
腕が折れただけだよ
あなた
勝ったから大丈夫だって
そう返すと高杉は小さく笑った
高杉晋助
そういうところは鬼兵隊に入った時から変わらねェんだなァ
高杉晋助
まァ無事に’’帰ってきてくれればそれでいい’’
その言葉にあなたの下の名前(銀時)が固まる
幼少期
幼少期
ねぇねぇ、知ってる?普通の子はね、外に出るのに許可なんて必要なくて、食事も、お母さんが作ったものを食べるんだって
???
???
へぇ〜まぁ俺らにそんな生活がくることはないだろうよ
幼少期
幼少期
知ってる〜
???
???
でも俺には前と違ってお前がいるから退屈じゃねぇ…//
???
???
だから俺はお前が’’帰ってきてくれればそれでいい’’
あなた
それさ…私が幼少期の時に塀越しに話してくれた人がよく言ってくれてたんだよね
高杉晋助
!!
高杉の中での幼少期の記憶、
初恋の人の記憶が蘇る
あなた
それでさ、会話の終わりにまた話そうって言って、
あなた
そしたらその子は必ず
                                                                                 ‘’’絶対帰ってくる’’’



その瞬間二人の声が合わさる
高杉晋助
世界ってもんは存外狭いもんだなァ
あなた
そうだね、
私は高杉の言葉に嬉しさと懐かしさが混じり、声は震えていて今にも泣きそうだ
高杉晋助
俺は、今も昔もお前が生きてくれりゃそれでいいと思ってる
あなた
それは高杉くんが彼氏って思ってもいいってこと?
高杉晋助
俺ァこれ以上の言い方を知らねェだけだ、
あなた
ふっ、不器用だなぁ…
あなたの下の名前(銀時)はそう言って俺に向かって笑った
高杉晋助
あァ
淡白な相槌、だがそれはもう二度と見失わないという決意だった

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