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第7話

# 狛枝凪斗の憂鬱と驚愕と消失
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2026/02/22 11:00 更新


あなたの名字あなた
…狛枝くん。


狛枝凪斗
…あなたの名字さん。ボクに何か用かな?


あなたの名字あなた
…なにか、隠してない?


数日後。
やけに、彼は時折冷たい目を見せていた。


なんだか、私の周りの全てに向けているみたいに。


私以外の全てを敵に回しているみたいな。


狛枝凪斗
…あなたの名字さんは、そう見えるんだ。


狛枝凪斗
…なら、ボクは隠すのも下手なゴミクズって事だね。


彼は無理矢理笑顔を貼り付けたみたいな、
引き攣った笑みを浮かべた。

あなたの名字あなた
……何を隠してるの。


私は一歩、彼の近くによった。
かすかに甘い匂いがした。

狛枝凪斗
…単純なことさ。嫉妬だよ。


あなたの名字あなた
…嫉妬?



嫉妬。シット。しっと。
その言葉を理解するのに数秒を要した。


そして理解した途端、顔に熱が集まってくる。

あなたの名字あなた
__はぁ!?


狛枝凪斗
あれ、キミにもそんな反応できたんだ。


あなたの名字あなた
馬鹿にしてるでしょ…っ!?


狛枝凪斗
あはは…ごめんごめん。


彼はふらりと私から離れると、
舞台役者のように手を広げて話した。


狛枝凪斗
…でもさ、嫌悪する相手に、
そんな照れるなんてこと…普通はないよね?

狛枝凪斗
じゃあ、ちょっとは期待していいって事だよね?


彼はそう言って、
いつもよりどこか熱の篭った目でこちらを見た。


あなたの名字あなた
__っ!!


あなたの名字あなた
…そんな目で見ないでよ、馬鹿…!


私は負け犬のように吐き捨てると、
彼を放って教室を出た。


あなたの名字あなた
( 本当、調子狂う…! )




短いですが
インフルかかってて更新できず申し訳ないです!!

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