数日後。
やけに、彼は時折冷たい目を見せていた。
なんだか、私の周りの全てに向けているみたいに。
私以外の全てを敵に回しているみたいな。
彼は無理矢理笑顔を貼り付けたみたいな、
引き攣った笑みを浮かべた。
私は一歩、彼の近くによった。
かすかに甘い匂いがした。
嫉妬。シット。しっと。
その言葉を理解するのに数秒を要した。
そして理解した途端、顔に熱が集まってくる。
彼はふらりと私から離れると、
舞台役者のように手を広げて話した。
彼はそう言って、
いつもよりどこか熱の篭った目でこちらを見た。
私は負け犬のように吐き捨てると、
彼を放って教室を出た。
短いですが
インフルかかってて更新できず申し訳ないです!!











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。