第92話

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2026/03/25 07:23 更新





あなた
  …うるさい…薫の女たらし…  

  羽風 薫
羽風 薫
  …♪  
  羽風 薫
羽風 薫
  頬を赤らめてるあなたちゃんもかわいいなぁ…  




  …なんて、抱き締められながら、周囲を見ずに油断して
呑気にお喋りしていると……





  蓮巳 敬人
蓮巳 敬人
  …!おい羽風、皇に何をしているんだ  

  食料やらが入っているであろう袋を手に持った
敬人が、意外と早くにESビルへ戻って来た。

  羽風 薫
羽風 薫
  っうわ…!?は、蓮巳くん!?  

  蓮巳 敬人
蓮巳 敬人
  公共の場で、女性を安易に抱きしめる  
な!…

  蓮巳 敬人
蓮巳 敬人
  …皇、貴様ももっと抵抗しろ…  
無防備すぎるぞ…

あなた
  …ご、ごめん。

  蓮巳 敬人
蓮巳 敬人
  …はぁ、反省してるのならいい…  

  と、敬人がため息を吐いて、

  蓮巳 敬人
蓮巳 敬人
  ほら、飲料ゼリーだ  

  持っていた袋を私の前に差し出した

あなた
  え?あぁ…  

  差し出された袋を受け取り、『ありがとう』と
礼を言えば敬人は何処か恥ずかしそうに、
  顔を逸らし『あぁ』とだけ呟いた。

  羽風 薫
羽風 薫
  コンビニに行ってたのってあなたちゃ  
んのゼリー買いにだったの?
  蓮巳 敬人
蓮巳 敬人
  休憩も取らずに仕事を進めていたからな。

  蓮巳 敬人
蓮巳 敬人
  羽風こそ何故ここにいるんだ?  

  羽風 薫
羽風 薫
  俺はあなたちゃんに会いに来た  
感じ

  羽風 薫
羽風 薫
  仕事までまだ時間はあるし、事務所  
に行けば
  羽風 薫
羽風 薫
  まだ仕事してるであろうあなたちゃ  
んに会えるかな〜って

  敬人が居るのにも関わらず甘える子供のようにぎゅっ、
と抱きしめる力を強める薫。

あなた
  こら…離れて、薫  

  なんて言いつつ、私は薫の頭を撫でる。

  羽風 薫
羽風 薫
  え〜…?まだ離れたくないなぁ…  

  羽風 薫
羽風 薫
  …なんてね、他の社員さんやらも  
そろそろ戻ってきそうだし、離れるよ

あなた
  …え?珍しいね。本来なら嫌々  
言ってると思うんだけど

  薫の頭を撫でていた手を離しては、離れた珍しさに
驚いて目を丸くする私。





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