第3話

好きって、どういうこと?
39
2025/07/18 16:20 更新
翌日も、その次の日も、俺はなんとなくぎこちなかった。
あなたは相変わらず隣にいて、笑って、冗談を言って。
いつも通りなのに、心のどこかがざわざわする。
あなた
優太ぁ〜!ノート貸してください!!!
昨日の英語寝ちゃってさ〜!!ね??お願い!!
優太
優太
笑笑またぁ〜??
まじ次はないぞ〜?笑
優太
優太
はい、授業中に寝ちゃうおバカさんに
俺がノートを貸してあげよう!!!!笑
ノートを渡す手が、ふいにあなたの指先に触れた。
その一瞬、触れたところだけが熱をもって、俺は息をのんだ。
優太
優太
……///
あなた
……優太?
優太
優太
あ、いや、なんでもね
ごまかすように窓の外を見た。
そこには、去年と同じ風景が広がっている。
でも、あなたの隣で過ごす“今”が永遠じゃないことだけはわかってた。
昼休み____
クラスの女子たちが噂話をしているのが耳に入った。
クラスメイト
ねえ聞いた?あなたちゃんって、好きな人いないって言ってたけど……
クラスメイト
実はいるんじゃない?だって告白されても断るとか、意味深〜
クラスメイト
幼なじみの優太くんとか?あの距離感、怪しいよね〜
心臓がドクンと跳ねた。
聞こえないふりをしていたけど、耳が勝手に反応していた。
優太
優太
……なわけねーよ
つぶやいた声は、自分に言い聞かせるように、苦かった。

プリ小説オーディオドラマ