Noa side 〜2人が倒れる10分前〜
ヒロくんに言われて、私たちは市民の皆さんを連れて別の避難所に来た
…安全な、はずだったのに…
私たちの敵は…
エメだけじゃ、なかったんです
アルクのことを、慕っている市民たちが、まだいた…ッッッ
きっと、私たちの作戦を、細部まで話せていなかった…
…どうすれば、いいの…ッッッ?
援軍は呼べない、今戦えるのはるなさんだけ
…でも、るなさんは、私を守るために能力を発動させてしまった
きっともう、すでに体力消費が激しいはず
私、もう死ぬの?
まだ、戦いは終わってないのに
るなさんを、守らないとなのに
…そうだよね、この人たち全員に、家族がいるんですよね…
奪われたくない人が、大切な人がいるんですよね
…もし、私が、アビリティ町に住んでいて、いきなり海賊が来たとしたら…?
そんなの、怖いに決まってる…
嘘、嘘だ、嫌だ
なんで、どうして?
どうしてそんなに、人を、軽々しく傷つけられるんですか?
誰かの、大切な人を、どうして、たやすく…ッッッ!
いや、違うかも
そういうことなんですよね
海賊って、そういうものなんですよね















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。