茶side
「そういえばさ、今日オレンジデーなんだって」
橙「オレンジデー?」
「そう、オレンジ色の物を恋人とか家族にあげる日らしいよ。りょうくんになんかあげたら?」
そんな会話をしたのは昨日の昼、
てつやはその後しばらく何をあげるか悩んでたから結局何をあげたのか少し気になった
「てつや、昨日結局何あげたの?」
橙「え、それは…言えない」
顔を赤くして照れながらそんなん言われても、ほぼ答えてるようなものだよね
「そっか、りょうくん喜んだ?」
橙「喜んでだと思うよ」
青「思うじゃなくて、ちゃんと喜んだよ」
てつやを揶揄うような悪戯な笑みを浮かべたりょうがてつやのそばに寄りそう言うと、てつやはさらに顔を赤くする。
「そっか、なるほどね」
橙「と、トイレ!」
りょうくんに揶揄われたてつやはキャパオーバーでトイレに逃げていった
青「オレンジデーの話したのは虫さんだったか」
「そうだよ、役に立った?」
青「役に立ったよ、てつやも可愛いことしてくれたしね〜ありがとう虫さん」
「はいはい」
このバカップルの役に立ったなら良かったけど、てつやにはちょっと刺激が強かったかな?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!