知らない男の子
同じ学校の制服を着ている
心配そうに声をかけてくれた
泣いていたのを見られたのが恥ずかしくて
私はその場を去った
あれから2週間が経った
学校にて🏫
今日から新しい委員会かぁ
先輩がサッカー部だから
窓からグラウンドが見える図書委員にしたんだった...
行きたくないけど
行くしかないよね、
みんな次々と挨拶をしていく
私の番か...
パチパチ
この男の子...
この間の!?
まぁ、きっと覚えてないよね
隣って...
同い年だったんだ
先生の指示で各自分担して
本の整理をすることに
渡されたのは
本の番号を書き込むカードとペン
作業を進めていく私たち
カードに番号を書き込んで
順番に並べていく
そうして作業終了📚
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。