第33話

"ありがとう"
413
2026/03/23 21:17 更新
-有栖家
-あなたの部屋
-ブーッブーッ…(アラーム)
(なまえ)
あなた
…)スッ…(起き上がる)
今日は、
ないこさんたちが帰る日。
(なまえ)
あなた
…)スッ…(ベットから降りる)
この6日間で、
私は私自身でも驚く程に、
成長したと、思う。
(なまえ)
あなた
…)スッ(足を1歩前に出す)
ベットから降りることも、
足を踏み出すことも。
そして、何より
(なまえ)
あなた
)ガチャッ…
ドアノブに手をかけて、
ドアを開くことも。
6日前の私は出来なかった。
"嫌な声"が、
頭の中を支配してきたから。
いじめっ子(mobともいう)
『悪魔w』
いじめっ子(mobともいう)
『モンスターが学校に来たぞー!』
MOB
『有栖さんのお家の娘さん。声が出せないんですって…。』
MOB
『可哀想に…。』
MOB
『失声症、ってのもあるでしょう?家庭環境が悪かったんじゃないのかしら…。』
(なまえ)
あなた
ッ…。
確かに、もう聞こえへん、
と言うのは嘘になるし、
怖くない、という言葉も
嘘になる。
…でも。
分かったんや。
-ガチャッ
ないこ
あなたちゃんおはよ!
if
よく寝れた〜?
悠佑
そろそろ朝ごはん出来るから、椅子座ってテレビでも見ててや(笑)
(なまえ)
あなた
!!)コクコクッ!✨
私は1人やない。
ないこ
…それにしてもこの企画初めてまだ6日だって。
if
なんか2、3週間は経ってるって感じ何よなw
ないこ
あっという間だったよね、この6日…?3日?(笑)
if
せやねw
ないこ
あなたちゃんが頑張ってくれたからって言うのが1番の理由だよね(笑)
(なまえ)
あなた
!!…)フルフルッ 『私じゃなくて、にぃといれいすさんのおかげです…!!』
if
そうは言っても、俺らは"自己満"やしなぁ…。行動したのはあなたちゃんやで?この企画の中で一番偉いのはあなたちゃんや。
(なまえ)
あなた
!!…(笑)
この6日間。
ずっと いれいす この人たち
"自己満足"という考えを
捨てへんかった。
…なんというか、
普通はありえないこと
なのかもしれんけど、
同情とか気持ちを
聞くだけじゃない、
"自己満足"な行動が、
寧ろ私の背中を押して、
私の手を引っ張って
くれた気がする。
りうら
『頼ることは悪いことじゃない。俺たちは迷惑だなんて思ってないからね。』
りうら
『大丈夫だよ…。ゆっくりでいい。何日、何十日、何ヶ月かけてもいい。だから、そんなに急がないで。急ぐのは、あなたちゃんが自分の本当の気持ちを抑えて無理してるってことになる。…りうらたちが望んでるのはそうじゃない。楽しく、声を出せなくても笑顔でいてくれる、そんなあなたちゃんだよ。』
-hotoke-
『その過去はすぐには捨てられないよ。過去を引きずってしまう心を、すぐには変えられないから。変えられたとしても、無理をしてるだけだよ。』
-hotoke-
『君が迷惑と思ってることは、全く迷惑じゃないんだよ。もっと、頼って。……ううん。初兎ちゃんにも、僕たちにもたくさん迷惑をかけて。』
初兎
『頑張ったんやなっ…。えらいっ…偉いでっ…。』
初兎
『ほんまに偉いっ…、よく頑張ったっ…。』
ないこ
『初兎ちゃんは、あなたちゃんのことが大好きだから。それに、迷惑だって思っていたならこんなに気にかけてないよ。』
ないこ
『これは俺らの自己満だから。迷惑?そんなわけない。だってこれは俺らが俺らの心を満たす為にやってることだから。』
ないこ
『どこまでも俺らの欲望で、自己満。だから、謝ることもないし、「迷惑」なんて思わなくていいの。頼っていいの。だってそれが俺らを満足させる1部だから。』
if
『…忘れちゃあかんで、あなたちゃん。あなたちゃんはもう独りじゃない。』
if
『「迷惑になってる」それは不正解や。迷惑やったら気にかけん。りうらも、hotokeも。あなたちゃんを救いたくて自分勝手に支えてるだけ。俺もそう。ないこも、アニキも。ただの自己満。その為だけにしてる。あなたちゃんが落ち着いて暮らせれるようにしたいっていう自分勝手な欲望でやってるだけ。』
悠佑
『美味しいか?(笑)』
悠佑
『ご飯すっごい美味しそうに食べてくれて、作りがいがあるわ!(笑)』
悠佑
『ほな、"皆"で頑張ろうな』
(なまえ)
あなた
……。
私を怪物だと言わず、
1人の人間やと
思ってくれた。
自己満と言いながら、
掛けてくれる言葉はいつも、
光を指してくれる言葉。
手を、差し出してくれる言葉。
(なまえ)
あなた
『ありがとうございました。』
ないふ
!!
気がつくと私は
感謝の気持ちをスマホに
打ち込んでいた。
(なまえ)
あなた
『りうらさんたちにも、言うけど、。…私、にぃの妹でよかった。いれいすさんと出逢えてよかった。私、もう二度と外に出ることなんてできないと思ってたんです。』
ないこ
…そっか。
(なまえ)
あなた
『全員、怪物扱いしてくると思ってて…。もう、怖くて仕方なかったんです。…でも、いれいすさんたちが、教えてくれたんですよっ…?(笑) 独りじゃないってっ(笑)』
ないふ
!!
if
…せやね。あなたちゃんは独りやないよ。俺らが居る。
(なまえ)
あなた
……(笑)『そんな、いれいすさんのおかげで今の私があるんです。さっき、私が頑張ったからって言ってくれたけど、頑張れるよう、背中を押してくれたのはいれいすさんです。…だから、ありがとうございますっ…。』
ないこ
…ダメだ、俺、昨日から涙腺緩いわッ…(泣笑い) )グッ…(手で目を抑えて上をむく)
if
っ…よかったわ、ほんとにっ…(笑)
悠佑
……俺もな。この企画してよかったわ。
(なまえ)
あなた
っ!
悠佑
…)コトッ(料理が乗ってるお盆を置く) …ほんとは少し反対やったんよ。
(なまえ)
あなた
!!
if
え、そうなん?!
悠佑
まあな?(笑) …人が怖いなら、同棲企画はもってのほかなんやないか、って少し思っとった。
(なまえ)
あなた
……。
悠佑
でもな、それは間違ってたんよ。…あなたちゃんは、この6日でほんとに成長した。…俺の料理を食べて笑顔になる姿を見れた。初兎の家にお邪魔した時、あなたちゃんに料理を作った時は見れなかったから、余計に嬉しかったんや。
(なまえ)
あなた
ッ…。
悠佑
この企画は、あなたちゃんも、初兎も。ないこも、まろも。りうらも、hotokeも…。全員が頑張った。だから、この結果に繋がった。
ないこ
…アニキもね(笑)
悠佑
!!…そうやね(笑)
ないこ
…夢の武道館発表まで、まだ先だけど。…絶対発表する。…それで、あなたちゃんに来てもらう。…これは絶対叶えなきゃ行けない、俺らだけの約束。叶えるまでずっと心の中に留めてる。
(なまえ)
あなた
ッ…。
if
…あなたちゃんはさっき、ありがとうって言ってくれたけど…それは俺らもやで。
(なまえ)
あなた
っ…?
if
…あの夜。無理を言った、夜。部屋のドアを開けてくれてありがとう。俺らを信じてくれてありがとう。前を向こうと、勇気を振り絞ってくれてありがとう。頼ってくれてありがとう。…沢山、沢山、言えるんやで?(笑)
(なまえ)
あなた
ッ…。
悠佑
他の奴らにとって、どうでもなかった、この6日間は俺らにとって、大切な時間や。最高の思い出。
ないこ
そ!…だから、"ありがとう"。あなたちゃん(笑)
(なまえ)
あなた
ッ〜〜…(泣)
ずっと、ずるい。
いれいすさんは、
変わらずズルいよッ…。
悠佑
冷めないうちに食べようや(笑)
ないふ
おー!
(なまえ)
あなた
)スッ…ゴシゴシッ(涙を拭う) )コクコクッ!!
"ありがとう"という言葉を
口ずさむことが出来るのならば、
口ずさみたい。
…でも、それは叶わない。
お母さんたちが悪いとか、
そういうのはなくて。
声が出せなくて
"普通じゃない"私は、
他の方法があるし、
両親や、にぃ。にぃのお友達に
恵まれとる。
それは変わらない、
忘れることは許されない1つなんや。
秋乃詩葵
秋乃詩葵
作成完了日2026年3月24日
秋乃詩葵
秋乃詩葵
えー、2ヶ月かな。お待たせしました((
秋乃詩葵
秋乃詩葵
結構いいんじゃないでしょうか…(え
秋乃詩葵
秋乃詩葵
あの、4時に書き始めて6時に書き終わってるので、ほぼ深夜テンションです。誤字脱字あったら教えて😭🙌
秋乃詩葵
秋乃詩葵
そしてそして
秋乃詩葵
秋乃詩葵
ありがとう😭3%の方々には申し訳ないけど、1000以上でこれから書いてくね✋
次回予告担当さん
次回、最終話前章『声が出せないのは』
秋乃詩葵
秋乃詩葵
では、次いつになるか分かりませんが、おつしきです🙌

プリ小説オーディオドラマ