第35話

それぞれの事情と 2
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2024/02/12 12:39
佐久間
らうは?
ラウール
おれはね?
花生みっていって
体液、涙とか汗が花びらになってでてくる
体質持ちでね。
やっぱり変じゃない?
さすがに。
だから隠して生きてたんだよね。
目黒
俺は花喰みってやつで
正直能力は高いものは高いって感じなんだけど、
短命なんだよね。そのままじゃ。
佐久間
短命って
目黒
そこら辺の食べ物じゃ栄養にならないみたいで
30くらいで死んでしまうんだよ
岩本
まじか…
目黒
でも、いまはらうがいるから大丈夫。
深澤
…あー。花?
目黒
そう。
相性の合う人の花を食べると
いちばんの栄養源なんだよね。
だから、らうの花がある限り
俺は生きていけるの。
ラウール
まさかさ、変だって思ってたものが
他人の、ましてや恋人のためになるなんてすごいことだよね…
渡辺
まじでよかったじゃん
宮舘
あとは阿部のところ?
阿部
うん。
俺らはね?
新美
…おれから話すよ
向井
…ようちゃんがおれ?
佐久間
あっ、思った。
新美
…じつは、ぼくには過去の記憶がある。
俺は君たちを知っていた。
深澤
え?
目黒
は?
新美
驚くと思う。
君たちは元々SnowManっていうアイドルをしてた
俺はそのマネージャー。
俺たちはとあるロケで山に行った時に土砂崩れに見舞われて、そのまま帰らぬ人となった。
岩本
宮舘
新美
そんな俺たちはそれぞれ恋をしてた。
それが今のカップルの組み合わせ。
でも、誰も伝えなかった。
…俺の記憶だと死ぬ時に思ったことは
あべちゃんに気持ちを伝えればよかった
だった。きっとみんなもそう思ったんだと思う。
渡辺
ラウール
新美
…俺はこの過去に囚われて今まで過ごしてきた
でも、結果的によかったんだと思う
あべちゃんと付き合えて
またみんなと笑えてる
このために。
僕はここまで生きてきたんだと思う。
阿部
ぎゅ…!
向井
…ほんまよかった。
人と違うことが怖かった。
ラウール
うん…
なんで普通じゃないんだって
何回俯いたんだろう
佐久間
…正直運命なんてうんざりしてた
渡辺
辛かったなぁ。
ほんと。
深澤
でも、だから俺たちは出会えて
目黒
今こうして一緒にいる
宮舘
これが運命なら
岩本
これ以上のことはないな。
阿部
…生きててよかった
生きてくれてよかった
新美
…ぼくさ、思うんだ
あとダレカという存在は
過去のSnowManなのかなって
ラウール
おれら?
新美
うん。みんながきっと呼んでくれたんじゃないかっておもうんだ。
向井
ドラマチックやな?
渡辺
よくやった!過去の俺たち!
深澤
あーでも、人格がいっぱいあったから支離滅裂な言動だったかと思うと、説明がつくなぁ
岩本
俺たちは過去も一つだったように、今世も一つだってことだろ。
佐久間
えーかっこよー
新美
…ちなみに岩本くんがリーダーだったよ
ラウール
うわっぽすぎるじゃん!
目黒
…ふっかさん最年長じゃなかったってことですね?
新美
…いや。最年長…
深澤
まって!なんか嫌!
新美
ちゃんと理由はあったよ。
うん。うん…
深澤
えーなんかいやー!!
すいません
上がってませんでした…
下書きのままにしちゃってました…

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