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第1話

Episode one.
1,282
2022/10/09 00:43 更新
















〔sha視点〕
やっば!!
寝坊してもうた!
今日大先生に呼ばれとんのに!
ん?待てよ?
遅刻しとるって言うことは今から急いでも意味無くね?
と、いうことは?
ゆっくり行ってもええやん((((
もぶ
──き──かわ──ね──w
ん?
あれやばくね?
男が女の子ナンパしとるんやけど…
しかも女の子困っとるし
もぶ
ちょっとこっち来ない?w
男が女の子の腕を引っ張った瞬間、俺は走ってそれを止めた
もぶ
……は…?
もぶ
んだよ…誰だよてめぇ
sha
ん?何か言いましたぁ?w
俺は煽りながら男の腕を力強く掴んだ
もぶ
い"ッ…!?
男は表情を歪めながら俺の手を振り払うと、走ってどこかに行ってしまった
sha
……ふぅ
sha
あ、大丈夫ですか?
俺は後ろを振り返って被害者である女の子に話しかけた
あなた
………!
すると彼女はずっと握りしめていたスマホにカタカタと文字を打ち始めた
sha
………?
あなた
……スッ
彼女はスマホの画面を俺に向けた
「助けてくれてありがとうございます」
俺は彼女の耳を見た
耳には補聴器が付けられていた
ここで俺はこの子は耳が聞こえないと理解した
sha
あっ……スマホ…スマホ……
俺はリュックの中からスマホを取り出し、文字を打った
「怪我はありませんか?」
あなた
…!フルフル
怪我がないなら安心だな…
俺はペコッと頭を下げ後ろを向き、歩こうとした
その時、彼女が俺の服の裾を掴んだ
驚いて彼女の方を見ると、俺にスマホの画面を見せていた
「名前、教えてください」
あなた
…………///
彼女は慌てて文字を消した
それを俺は無意識の内に止めていた
何故かは分からない
ただ、彼女のことを知りたいと思った
俺は自分のL○NEのQRコードを見せた
あなた
………!
彼女は驚いた表情で見つめている
流石に初対面でL○NEはやりすぎたか…
そう思っているとスマホが鳴った
大先生かな…と思いL○NEを開く
すると……
"あなたさんがあなたを追加しました"
sha
……え?




«L○NE»
あなた
あなたです。
よろしくお願いします。





俺は彼女の顔を見た
少し恥ずかしそうにスマホで顔を隠していた
は?何この子可愛すぎんか?((((
……って何考えてんねん俺











«L○NE»
sha
俺はシャオロンや
sha
よろしくな
あなた
シャオロンさん?
sha
タメ語でええよw
あなた
じゃあシャオちゃんって呼んでもいいかな?
sha
全然ええで!












スマホを握りしめてふわりと微笑む愛らしい彼女の顔を見ながら俺は呟いた
sha
俺、あなたのこと好きになってもええかな……?
案の定、返事は無い
それを知っていながらも少し悲しくなるのは何故だろうか────















聞こえない君と聞こえる俺─𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡

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