オレンジ色の髪の少女が鼻歌を歌う。
彼女の名前はフランドール・スカーレット。
紅魔館の主ーレミリア・スカーレットの妹だ。
一見、普通の少女に見えるが彼女は人間では無い。
彼女の種族は吸血鬼だ。
それも、普通では無い。
二つ名『悪魔の吸血鬼』
そんな風に呼ばれている彼女はお人形遊びをしているのかと思ったら、人形を壁に向けて思いっきり投げた。
最近、異変も何も起こってないせいで飽き飽きしている。
お姉様たちはずっと忙しそうだから遊んでもらえない。
それに、こいしちゃんは勝手にフラフラと消えるし…。
いきなり、私の前に現れたスキマ妖怪。
さすがのフランでもこの登場の仕方には驚いた。
落ち着いた私は賢者の目を見つめる。
それか紫か(((
確かに暇だったけれど…。
私が行っていいのかしら?
にやりと笑う紫。
少しゾワッとした。
ところで、どこに行くのかしら…?
正直何処だって良い。
私が楽しめる場所なら良い。
私はただこの平和な日常に飽き飽きしてたから。
目をウィンクした紫は私の下にスキマを出す。
というか、何で私の気持ちが分かったの?
こいつもさとり妖怪?(((
そんなことを考えながら、私はスキマへと落ちて行った。
…このときの私は思っていなかった。
この異変はいつもの異変では無く、世界を巻き込む異変になるなんて…。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!