オレンジ色の髪の少女が鼻歌を歌う。
彼女の名前はフランドール・スカーレット。
紅魔館の主ーレミリア・スカーレットの妹だ。
一見、普通の少女に見えるが彼女は人間では無い。
彼女の種族は吸血鬼だ。
それも、普通では無い。
二つ名『悪魔の吸血鬼』
そんな風に呼ばれている彼女はお人形遊びをしているのかと思ったら、人形を壁に向けて思いっきり投げた。
最近、異変も何も起こってないせいで飽き飽きしている。
お姉様たちはずっと忙しそうだから遊んでもらえない。
それに、こいしちゃんは勝手にフラフラと消えるし…。
いきなり、私の前に現れたスキマ妖怪。
さすがのフランでもこの登場の仕方には驚いた。
落ち着いた私は賢者の目を見つめる。
それか紫か(((
確かに暇だったけれど…。
私が行っていいのかしら?
にやりと笑う紫。
少しゾワッとした。
ところで、どこに行くのかしら…?
正直何処だって良い。
私が楽しめる場所なら良い。
私はただこの平和な日常に飽き飽きしてたから。
目をウィンクした紫は私の下にスキマを出す。
というか、何で私の気持ちが分かったの?
こいつもさとり妖怪?(((
そんなことを考えながら、私はスキマへと落ちて行った。
…このときの私は思っていなかった。
この異変はいつもの異変では無く、世界を巻き込む異変になるなんて…。







![絵を描いて載せるだけ [表紙変えた]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/673344a2504528a6af5ba7a81ef6f5cb6fd2df5d/cover/01KKEJV4MSJBNY7SQQK23GRDJM_resized_240x340.jpg)



編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。