🦈Side
ダンス練の帰り道。
なつくんに誘われて、2人で帰ってます…!
頬に何かが触れる感覚がした。
こさめの頬は、なつくんの手に包まれていた。
こさめよりも大きな手。
そして、とても、温かい手だった。
……でもやっぱり、気恥ずかしさは消えるはずなくて
そう伝え、振り払った。
心なしか、最近なつくんの距離近い気がしなくもない…
………流石に考えすぎ…?笑
どこかのカップルとすれ違う。
す、すごい…熱烈なキスや…。
なつくんは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
うぅ…これは仕返ししたい…!
なつくんの顔を見ると、少し目を見開いていた。
ま、まさかホントに好きな人いるの?!
全然違いました。
やっぱりなつくんはなつくんでした。
何でだろう。
なつくんの目、ちょっと寂し気。
触れちゃいけないんじゃないかってくらい…綺麗だった。
くるりと彼に背中を向ける。
どーするのが最善なのか分かんなかったし、
……その時だった。
突然、腕を強い力で引っ張られた。
反射的に後ろを振り向く。
腕を引っ張ったのはもちろんなつくんだった。
思わず、何すんの!と言いかけた。
……だけど
______________待って…。
彼の切ない声が先に響いた。
腕を引っ張る力とは裏腹に、とてもか細い声で。
夕陽に照らされた表情がとても美しくて…儚げで…。
どうしたらいいのかわからなかった。
だからこそ、
そんなありきたりなことしか聞けなくて…。
………次に聞いたなつくんの言葉は、こさめにとってとても衝撃的だった。
出てきたのは、え…という乾いた声。
思えば、こさめはこの時既に、次の言葉の予想がついていたのかもしれない。
こさめには、彼の放った言葉を理解することが、暫くできなかったんだ。
前世
🍍⇔📢
🦈⇔🌸
👑⇔🍵
記憶
🍍:全く覚えていない
🦈:全く覚えていない
📢:部分的に覚えている
🌸:はっきりと覚えている
🍵:はっきりと覚えている
👑:全く覚えていない
現代
🍍→🦈
🦈→?
📢→🍍
🌸→?
🍵→?
👑→?












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。