おんりー視点
副騎士団長の口から今まで恐れていた言葉が発せられた。
驚きはしなかった。
想像は着いていたから。
二人程、気の許した騎士がいたのだ。たいたいとぎぞくという。
二人共年上だったが入団時から良くして貰っていて、俺が異例の成り行きで騎士団長になった時も純粋に嬉しがってくれた。
あの二人の実力は確かな物だった。下手をしたら副騎士団長を抜くような。
たいたいが死んだ時のMENときおきおさんの顔を忘れられない。ぎぞくさんが死んだ時のヒカックさんの顔が忘れられない。
あの時の罪悪感は一生忘れる事は無いだろう。
あ…駄目だ
皆ごめん。
抑えきれなさそう。
あとは頼んだよ。
俺は気付いたら副騎士団長の剣を奪い、首に当てていた。
死ぬと言い、怯えた表情を見てから気絶させる。まだ理性は残っていたから此処で処刑する訳にもいかないと判断出来た。
この後動けなくなる前にさっさと処刑してしまおう。
事情を知っているメンバーは全員心配そうな顔で此方を見つめている。
そしてその他の観客は怯えた表情で此方を見ている。ドズさんに聞いたけど、俺が怒った時の殺気は半端ないらしい。
皆小声で称賛してくれる。こんな反応初めてだ。
おらふくんが最もな質問をする。
…本当に…この子達は…
この子達を選んだ自分を褒めたくなった。感情だけで物を決めないのだ。元奴隷とか、関係無い。
ドズさんが何やら満足そうに笑う。
その後直ぐに副騎士団長を処刑し、俺は自室で寝た。
コンコン
ガチャ
ドズさん達四人が入ってくる。
そして扉が閉まったのを確認すると話し始めた。
沈黙に包まれる。どうしたら諦めて貰えるだろうか…
全員が頷くそして、ぼんさんが此方に顔を向けた。
照れくさくなって顔を隠すように毛布を被って背中を向ける。皆笑っている様だった。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。