第2話

天使
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2023/04/11 15:26 更新
「ヒョンジン、来週から家庭教師の先生来るからね」
学校から帰るとオンマが玄関で待ち構えていた。

「えっ、サッカー出来なくなるじゃん!ハン達と遊べなくなるのは困るんだけど!」

「あんた、英語のテストの成績ひどかったでしょ?ハン君はいいのよ、同じ様に遊んでてもテストの成績良いんだもの。」


マジかー…

そう、今回の中間テストで英語の成績が壊滅的に悪かったのだ。
昔からどうしても英語が苦手でそのくせテスト勉強もろくにしなかったのでついに赤点を取ってしまった。

それにしてもハンのテストの成績が良かったなんて聞いてないんだけど?
母親同士が仲良いと何でも筒抜けになるんだなあ…
「ママの仕事の知り合いにオーストラリア出身の人がいるんだけど、その人のお子さんに来てもらう事になったからね。」

「えっ…オーストラリア?!もしかして金髪の女の子が来てくれるとか?」

「二十歳の大学生の男の子よっ」









あれから一週間、今日から家庭教師が家に来る。
インターフォンが鳴りオンマがドアを開ける音が聞こえる。
俺はちょっとした反抗心で一緒に出迎えず2階の自室から出なかった。

だってこれから2ヶ月以上も週に2回、2時間も知らない大学生の男と2人きりで過ごすなんて辛すぎなんだが。

(はぁ、マジでダルい…)




「ヒョンジン、先生来たわよ」

「じゃあ、ヨンボク君よろしくね。」

「…あ、ハイ」


階段を上がって来たオンマが部屋のドアを開けながら言った。

「ヨンボク君」と呼ばれた家庭教師がオンマに促されてドアの前に立つ。





「え…」

(えっ…なに!!)
(めっちゃ可愛いんだけど…!!!)




目の前には金髪の女の子、いや男の子が立っていた。

柔らかそうな金髪の髪、白い肌、
ちょっと小柄でオーバーサイズのパーカーを着ていても分かる位の細身の、
青年と呼ぶには幼すぎる顔立ち…

正直俺より3つも年上に見えないんだけど…







「ヒョンジン、ちゃんとヨンボク君の言う事聞くのよ」


バタン、とドアが閉められ天使と2人きりになった_








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