第5話

第5公演
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2023/11/22 11:26 更新
天馬司
天馬司
ん…。朝か。
昨日えむの別荘に行ってそのまま寝てしまったらしい。
早く帰らねば…
鳳えむ
鳳えむ
司くんおはよー!早いね!
天馬司
天馬司
ああ。すまん。このまま寝てしまったらしい。
鳳えむ
鳳えむ
いいよ。私も今みんなとしかいたくないから…
草薙寧々
草薙寧々
ん…おはよ。類まだ寝てるよ
天馬司
天馬司
おはよう寧々。
鳳えむ
鳳えむ
司くん帰るの?
天馬司
天馬司
ああ。家族が待っているからな。
天馬司
天馬司
類…。学校に行くならもうそろそろ起きたほうがいいぞ。
神代類
神代類
ん―…。
天馬司
天馬司
はあ。じゃあまたな。
バタンッ。
鳳えむ
鳳えむ
司くん行っちゃった…
草薙寧々
草薙寧々
えむも学校行くの?
鳳えむ
鳳えむ
うん!行って皆の誤解を解いてこないと!
草薙寧々
草薙寧々
すごいね…。私も行こうかな。
神代類
神代類
僕も行くよ。
草薙寧々
草薙寧々
何て言われるかわからないけどね
神代類
神代類
また同じことの繰り返しさ。
鳳えむ
鳳えむ
類くん…
屋上にいた時と同じ…またあの繰り返しなんだ。
それをえむくん達にもさせようとしていたなんて…。
僕は…
草薙寧々
草薙寧々
ほら、行こう?類。
神代類
神代類
そうだね💦
いきたくないなんて思わないなんて…。本当に尊敬するよ。
いきば…。ないな。
鳳えむ
鳳えむ
結局、みんな私のことずっと無視してたな…。
司くんたちのいる神高に行こうかな。
神代類
神代類
おや、えむくんじゃないか。
鳳えむ
鳳えむ
へへ、私の居場所、どこにもなくなっちゃった。
神代類
神代類
…本当にすまない。僕はこんなこと…
鳳えむ
鳳えむ
分かってるよ。私たちのこと心配してたんだよね。
草薙寧々
草薙寧々
…やっぱ、みんなここにいたんだ。
天馬司
天馬司
ああ。結局行っても無駄だったな。
神代類
神代類
今日は幸い瑞希も学校に来ていないみたいだったからよかったよ。
天馬司
天馬司
にしてもよく屋上までやってきたな…
鳳えむ
鳳えむ
そんなことより、辛かったから。
鳳えむ
鳳えむ
私、生きてないみたい。
草薙寧々
草薙寧々
…もう学校行きたくないな。
草薙寧々
草薙寧々
どうでもいいや。全部。
神代類
神代類
…僕もだよ。言い出した僕がこんなことを言って許されるかわからないけど。消えたい。
天馬司
天馬司
…もう、笑顔でいっぱいなんて言えないな。
そんなことすらくだらない。笑顔にする?そんなのただの自己満としか言いようがないように聞こえた。
今ここの屋上から死んだらどうなるだろうか。きっと楽なんだろうな。
でも俺は死ねない。まだ咲希を心配できる心を持っているから。
でもきっと。今みんないなくなったら幸せなんだろうという気持ちを早急に解決するのには個体は簡単だ。
自ら消えればいいだけ。
死ねばいいだけ。
鳳えむ
鳳えむ
私たちってさ、何のために生きているんだろうね。
草薙寧々
草薙寧々
…分かんない。でも死んだらダメだって思うのが人間の性なんじゃない?
天馬司
天馬司
目的もないまま進むのは辛いな。
神代類
神代類
大体の人達は生きてる意味なんて知らないさ。知っている人はほんのひと握りだろうね。
草薙寧々
草薙寧々
ここで今消えたらダメかな。
止める人、どこにもいないよね。だってみんな同じ気持ちだし。
天馬司
天馬司
お前はいいかもしれんが、俺は咲希がいるから無理だ。
草薙寧々
草薙寧々
そう…だよね
司はいいな。死んだらちゃんと悲しんでくれる人なんていて。
そんなの私がかまって欲しいっていう我儘か。

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