第4話

No.3
38
2025/01/06 13:19 更新
主
冬課題の息抜きに書いてます
狙いを定めて、撃つ。
その一発で、他人が死ぬ。
その一発で金を貰って、今日も生きている。
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...戻るか
ああ、懐かしいねぇ。

殺し屋業を始めたのは...確か11歳の時だったか。
それから色々な国や場所を転々としながら、12の時に先生の居る国へ戻った。

私は出身地は一応日本。
だから名前も日本名、『珀』だ。
先生の元へ訪れた時に、先生からとある提案をされた。

『せめて18になるまでは日本で“普通の子供”として生きて、それから戻って来い』と。

その提案に最初は渋ったけれど、なんとか先生に説得されて、その提案を飲むことになった。
苗字を父の旧姓から付け準備をし、4月からは日本でただの中学生として過ごした。
まあ当たり前に会話するような他人なんていなかったから、ずっと一人独りだった。
そんな時、人との関わりを持とうともしない自分に話しかけてきたのが...
日向 美衣
日向 美衣
私、日向美衣ひなたみい
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...自分は蛎灰谷珀
日向 美衣
日向 美衣
珀ちゃん、よろしくね!
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
ああ、よろしく
彼女だった。
多くの言葉を要しない距離感は、自分にとってはちょうどよかった。
羽叶との関わりも彼女からの紹介からだった。






...ま、根本が変わったわけじゃあないんだけどね。
人からの愛なんて幼少期にもう充分貰った。
偽りの自分が愛されても虚しいだけ。
人を気遣うのもめんどくさい。


ああ、面倒臭い。
生きるのも死ぬのも何をするにも人を巻き込んでしまう。
巻き込んだ人と関わることが嫌。
めんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさい!

...ああ、もう。








...そうか。
人と関わりたくないんなら、人を想わなくて良いのなら、人を辞めてしまえば良いんだ。
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...ねぇ、そうでしょ?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
自分。
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
さあ?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
好きにすりゃあ良いんじゃない?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
さっきから自分語り酷いけどさ、虚しくないの?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...別に?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
改めて振り返ってるだけ
するり、と殺し屋が近寄ってきて、胸に手を当てて問うてくる。
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
ねえ、偶像になりたいんでしょ?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
誰かの理想のような、自分にとって完璧なナニかになってしまいたいんでしょ?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...うん、そうだよ
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
めんどくさいこと全部辞めて、誰のことも気にしなくて良いようになりたい
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
そうしたら、きっと。
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
「溜飲を下げたまま、また殺し屋として生きられるから」






蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...ふはっw
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
随分、私ってイカれてんのねぇ
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
あれ?ずっと前からそうだっただろ?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
世の中の人間なんてみんなイカれてんよ
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
ははっ、そうだったな









蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...んで?どうすんの?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
人とはもう決別でもすんの?
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...聞かなくても知ってるくせによくやるよな
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
そうだなぁ...











蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...今暫くは、このままで。
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
まだ四年あるさ
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
...そう
蛎灰谷 珀
蛎灰谷 珀
今後が、楽しみだな
____そして、第一章へと続く。
主
と、いうわけで
主
矛盾だらけではあるかと思いますが過去編は以上
主
あとはちょこちょこ裏話とか書いていこうかな
主
んじゃ

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