好きな人が死んだだけ。
それだけで自殺をするなんて世間一般から見て
メンヘラだとか頭がおかしいとか言われるようなこと。
そんな要望が俺をここまで運んだ
風が心地いい。
何故か今までにないくらい。
最期に会えてよかったな、なんて思うと
急にマシンガントークをし始めるものだから思わず笑ってしまった
そう冗談を言う彼女はどうしようもなくリアルで
小さなベンチから手招きをする彼女。
足は勝手に柵の方ではなくベンチの方に動いていた
こうやって最期に話せて本当に良かったなって
「会おうとしても会えない」
その言葉が引っかかった
そう最期に言い残し彼女は消えていった
そういい、勢いよく柵を越えて飛び降りた
死に際は記憶のフラッシュバックがあるとかっていうのは嘘らしい
今俺の頭の中は空っぽで聞こえるのは風の音だk-…
ずっと閉じていた目を開けてみると、落下が止まっていた
いや、「世界が止まっていた」
そういうこと…ッ"
俺は、彼女に呪いをかけられたらしい。
そう、笑いながら言う
全部全部、許してやんない。
「最強ヴィラン、記憶喪失になった件。」〜終
END2 - 許してやんない













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!