うなされてる…辛いんだな…
夜が深くなるにつれ、だんだんと息が詰まり汗をかいてきていた
眠ってるのに表情も辛そうで
これ以上苦しそうだったら、
ユンギか 気まずそう
俺が話すことに安心したのか、中に入りベッドのそばに立つ
視線を泳がせる
ユンギもここに残るつもりで来たんだろうけど
今までの俺なら絶対にこんなこと言わなかったろうな
けどさっきのことで、もっと誰かと話してみてもいいと思えた
彼もここまでジョングクさんを気にかける何かがあったんだろうし
それを教えてもらえたら
悶えるように背を逸らして、枕に顔半分を埋める
頬や首には幾つもの汗が流れていた
眠っているのに痛みで呻くなんて、どれだけ苦しいだろう…
この状態がこれ以上続くなら、
大きく息を吐いて、一気に目を見開いた
俺たちを見ると、荒い息を落ち着かせ笑顔をつくる
凄いなぁ
俺たちに心配をさせない為なら、その計り知れない痛みにすら耐えて、ここまで気丈に振る舞えるなんて
湿った額に手を当てる
暗がりに浮かび上がる熱った顔が、まるで子供のように思えて仕方なかった
心からそう思えることが、嬉しい
あ
見間違い、じゃない
涙が
彼の目尻から、こめかみを伝って消えていった
両目から、洋燈に照らされて輝く涙の粒がどんどん溢れ出てくる
光の筋が顔を滑っていく
決して弱さからではないのはわかってる、けど
こんなに強い人でも、泣くのか
俺の言葉で泣いてくれるのか
完全に取り繕うことを忘れて、本当に子供みたいに顔をくしゃりとさせる
目をぎゅっと瞑って嗚咽を我慢する
すぐ横から、ジョングクさんの目尻を白い手が拭った
薄く目を開く
朱に染められる瞳がいつもより煌めいていた
彼の言葉はいつだって
何にも負けない響きを持っている















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。