第73話

異時・同言
1,088
2025/09/20 11:01 更新










ジョングク
ジョングク
ぅ、…は ぁ…、ん
ソクジン
ソクジン
、…

うなされてる…辛いんだな…

夜が深くなるにつれ、だんだんと息が詰まり汗をかいてきていた

眠ってるのに表情も辛そうで

これ以上苦しそうだったら、




ユンギ
ユンギ
、ぁ
ソクジン
ソクジン
、…
ユンギ
ユンギ
こんばんは、
ソクジン
ソクジン
こんばんは

ユンギか 気まずそう

ユンギ
ユンギ
こんな時間までいたんですね
ソクジン
ソクジン
ああ、でもそこまで長くないよ
その前はジミンとテヒョンがいたから
ユンギ
ユンギ
ああ、あの二人ずっと引っ付いてたから…


俺が話すことに安心したのか、中に入りベッドのそばに立つ

ユンギ
ユンギ
、苦しそうですね
ソクジン
ソクジン
うん、痛んでるんだろうな
ユンギ
ユンギ
…今夜はずっとここにいるつもりですか?
ソクジン
ソクジン
そのつもりだよ
君も?
ユンギ
ユンギ
…俺は、

視線を泳がせる

ユンギもここに残るつもりで来たんだろうけど

ソクジン
ソクジン
ユンギが良ければだけど
俺一人だと朝まで不安だから、いてくれると助かるな
ユンギ
ユンギ
、はい
俺も残ります
ソクジン
ソクジン
ありがとう

今までの俺なら絶対にこんなこと言わなかったろうな

けどさっきのことで、もっと誰かと話してみてもいいと思えた

彼もここまでジョングクさんを気にかける何かがあったんだろうし

それを教えてもらえたら


ジョングク
ジョングク
、っ、は、…う、ぅぅ…
ソクジン
ソクジン
っ、ジョングクさん
ジョングク
ジョングク
ぅ、はぁっ、
ユンギ
ユンギ
ジョングク、

悶えるように背を逸らして、枕に顔半分を埋める

頬や首には幾つもの汗が流れていた

眠っているのに痛みで呻くなんて、どれだけ苦しいだろう…

この状態がこれ以上続くなら、

ジョングク
ジョングク
はあっ、、は、…ぁ

大きく息を吐いて、一気に目を見開いた

ソクジン
ソクジン
ジョングクさん、
ジョングク
ジョングク
、そくじ、さま、

俺たちを見ると、荒い息を落ち着かせ笑顔をつくる
ジョングク
ジョングク
ゆんぎさま、も…
ユンギ
ユンギ
……
ジョングク
ジョングク
ありがとう ございます
きて、くれて
ジョングク
ジョングク
いま  朝…ですか、
、でも、、くら
ソクジン
ソクジン
夜中です、ジョングクさん
魘されてました…
ジョングク
ジョングク
、はぁ、ごめんなさい
心配をかけて、しまって…
ユンギ
ユンギ
そんなこと、謝らなくていい
俺たちがいたくているんだから
ジョングク
ジョングク
……
ジョングク
ジョングク
夜中なのに、ずっとここにいてくれてありがとうございます
僕はもう大丈夫です
だから二人も、もう戻ってください

ソクジン
ソクジン
ふふ
ソクジン
ソクジン
戻らないよ、ジョングクさん


凄いなぁ

俺たちに心配をさせない為なら、その計り知れない痛みにすら耐えて、ここまで気丈に振る舞えるなんて


ジョングク
ジョングク
、…
ソクジン
ソクジン
平気なふりしないで


湿った額に手を当てる


暗がりに浮かび上がる熱った顔が、まるで子供のように思えて仕方なかった



ソクジン
ソクジン
貴方のためならなんだってしたいんだ


心からそう思えることが、嬉しい


ソクジン
ソクジン
だからここに居させて下さい

ソクジン
ソクジン
ね?ジョングクさん


ジョングク
ジョングク
__





ジョングク
ジョングク
、…っ


見間違い、じゃない


涙が


彼の目尻から、こめかみを伝って消えていった


ジョングク
ジョングク
、っ…ふ、ぅ…
ソクジン
ソクジン
……


両目から、洋燈に照らされて輝く涙の粒がどんどん溢れ出てくる

光の筋が顔を滑っていく


決して弱さからではないのはわかってる、けど

こんなに強い人でも、泣くのか

ジョングク
ジョングク
っ、…ぅぅ、


俺の言葉で泣いてくれるのか


完全に取り繕うことを忘れて、本当に子供みたいに顔をくしゃりとさせる

ジョングク
ジョングク
ふぅっ、、っ、

目をぎゅっと瞑って嗚咽を我慢する

ソクジン
ソクジン
……

すぐ横から、ジョングクさんの目尻を白い手が拭った

ユンギ
ユンギ
俺もだよ、ジョングク
ジョングク
ジョングク
、…っ…

薄く目を開く
朱に染められる瞳がいつもより煌めいていた



ジョングク
ジョングク
……あり、がと…



彼の言葉はいつだって
何にも負けない響きを持っている


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