ワーワーガヤガヤ
ザザ…ザザザァ…
スピーカー「皆様、こんばんは。」
ゲームマスター「デスゲーム会場へようこそ。このゲームの進行を務めさせていただく、ゲームマスターです。」
ゲームマスター「…静粛にしなさい。」
ゲームマスター「これから皆さんには、密告ゲームに参加していただきます。」
「詳しくは今配る説明書に書かれているので、見てください。」
「見終わったら、各自役職カードが配られますが、今は見ないでください。見たら処刑されます。わかるので」
「ゲームがスタートしたら、その役職カードの内容が自分の性格、行動となります。」
説明書の内容(読者の皆さんが読みやすいようになってます)
①基本的なルール
・密告ゲームとは、自分一人だけ生き残らないといけない、デスゲームです。
・いわゆる、人狼ゲームです。
②役職(人狼ゲームに例えます)
・生徒(密告者) 市民
・殺人鬼 人狼
・安楽者 てるてる
・先生(指示役) ゲームマスター
・多重人格者 無し
・嘘吐き 無し
・○○○者(後に明かされます) 無し
③会議、投票
・夜になると、会議と投票の時間が来ます。
・そこで追放する人を決めます。
④役職について
・密告は、生徒、多重人格者、○○○者が出来ます。生徒以外の参加者の役職が分かったら、その参加者にバレないように先生に伝えて、参加者全員の前で処刑します。もちろん、密告しようとしている所を他の生徒にバレたら、その生徒も密告されます。そして、殺人鬼に殺害されたら終わりです。
・殺害は、殺人鬼、多重人格者、嘘吐き、○○○者が出来ます。生徒にバレないように、参加者をその場で殺すことが出来ます。殺人鬼は殺害できません。もちろん、生徒にバレて、密告されたら終わりです。
・安楽者は、自分が密告、または追放されると、参加者が1人ずつ消え、最終的には安楽者が生き返り、勝つという役職です。ただし、殺人鬼に殺害されたら普通に終わりです。
・先生は、先程出たように、密告を聞いて、皆を集める事も出来るし、会議を進行も出来る役職です。ただし、殺人鬼に普通に殺害されます。
・多重人格者は、密告も殺害も出来るけど、殺害したことは覚えないし、任意の役職になることも出来ないという役職です。しかも、多重人格者ということがバレたら、普通に密告されるし、普通に殺害されます。
・嘘吐きとは、自分の思った事、行動と反対のことを行う役職です。そして、特定の言葉を言われると、暴走状態になり、誰彼構わず殺害していきます。
・○○○者は、自分優先で行動しないとその場で死ぬ役職です。普通に密告も殺害もされます。
ゲームマスター「それでは、10分後、ゲームが開始されます。それまでゆっくりお過ごしください。」
ゲームマスター「それでは始まります」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!