____??? ぜんこぱすside
ぽれは元"人間"だった
目を覚ますと見覚えのない場所で真っ白な部屋、どこを見渡しても真っ白…そしてここまでの記憶がないことに恐怖を感じる
何故か思い出せない、家族はどこに?いや…そもそも居たのだろうか?友達も……いや、最初に考えるべきはこうだろう
何故こんな部屋にぽれは居るのだろうか?
あぁ、ちょっとだけ思い出した
確か…ぽれは学校から帰ろうとしていたんだっけ…?
その答えを教えてくれるのであろう男が入ってくる
「人体実験をする研究所だよ」
____研究所
ぽれはあまりにも衝撃過ぎて気絶してしまったようだ
いつの間にかぽれは真っ白な部屋にいた。恐らくここでいう
"牢屋"だろう
恐らく、この子もぽれと同じ人なのだろう
この子も怯えていてこれから何をされるのか全くわからない恐怖に駆られている
正直、急に連れ去られて目の前に信用出来るかもわからない人と話すのは怖い。でも、今は____
この子と、話していたい
もう、名前では呼ばれないってこと…?そんなの、ぽれが動物みたいじゃないか!
でも、そんなことはとてもじゃないけど言えなかった
そこからの生活は地獄だった
それからは何かわからない薬を注入されて苦しむ毎日だった
死の境目でずっとぽれたちは苦しんで苦しんで…
ぽれ達は一体、いつになったら出られるのだろうか?もしかしたら死ぬまでこのままなのだろうか
そんなことをずっと頭の中で考えてしまう
もしかしたら…ぽれ達は、いつか____
でも、セナちゃんが居たからぽれは楽しく過ごせた
だから、そんな不安も全部かき消せた
最近、ご飯が凄い健康的な気がする…それに豪華だし…
だからといって厳しい訳ではない
ただ、いつも通りの日常生活が変わっている気がするのだ
いつもの部屋より小さい…というか個室?
セナちゃんと別れちゃうのか…大丈夫かな…
そうだよね、明日も沢山話そう!今の内に話す内容とかも考えちゃおうかな…
なんで椅子に…?
ぽれが案内された個室の中央には椅子が置かれており、何か機械が上につけられていて明らかに普通の椅子じゃないのがわかる
とりあえず座ったけど…
ガシャッ
座ったと同時に固定するベルトがぽれを縛りつけた
電撃が走るような感覚に陥る、何かが自分の体内を駆け巡って暴れているような感覚、どれだけぽれが暴れても逃げれない
苦しい
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しいたすけて苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい____
…一体、どれだけの時間が経ったのだろうか
良かった、何も起きていない。自分は生きている…!!
そう言って持ってきたのはぽれの身長ぐらいある鏡、そこに映っていたのは間違いなく____
____クマ耳が生えた、自分だった
コイツは何言って…
そう言い、拍手をする
待て、初めてってどういうことなんだ
そんな言い方じゃ…
………セナちゃんを探さなきゃ
バキィッ
ぽれは現実を受け止められなかった
さっきまで話していたという感覚なのにもう居ないだなんて
でもやっぱり現実は受け入れなければいけないみたいで___
見るも無惨な姿なセナちゃんだった
"それ"をセナちゃんと言って良いのだろうか、色んな種族が混じって元の原型すら留めていない
ただわかるのは、ぽれがあげた____
「ありがとう!」
ぽれがあげた、何ヶ月も魔法で試行錯誤して頑張って作った、ぽれのぽれが作った世界で一つだけのキーホルダー
セナちゃんが必死に守ろうとしていたのが一目でわかる
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい
ぽれは異常な能力と種族を手にしたのだろう、ぽれが叫び、無意識に能力を発動した瞬間____
研究所はぶっ壊れた
何もかもが粉々になって跡形すらなかった
必死に走った、走って、走って、走って…
ぽれは殺人を犯したのだ、正当防衛だなんて言っても良いのだろうか、そんなことも考えられない。
それよりも大切な人が死んだ、ただ、その事実がぽれを苦しませた
そしてぽれは実験による後遺症のせいでたまにクマの姿になってしまうことがあった
しかしそのクマの姿は普通の熊の大きさではなく、小さい真っ白なクマで体長30センチ程だった
その為、歩くのも走るのも遅く時間がすごくかかってしまう
ぽれは研究所のある山から降りている途中で警察に捕まってしまった
その後ぽれは施設に保護され、一定の年齢が過ぎると「MM能力学園」に強制入学させられた
能力:力を司る
力といっても司れるのは身体の力のみ
負の感情が爆発した際、自分自身の力のステータスは限界を超えコントロール出来なくなる
「こんな力、要らない」


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!