第9話

8話
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2025/08/14 10:00 更新


(なまえ)
あなた
『お兄ちゃーん!今すぐ来て!!』
御影玲王
御影玲王
『何だよ、まさか変な男に付け狙われてんのか!?』












授業終わり、私はすぐにスマホを取り出してお兄ちゃんに連絡する。





理由はもちろん、先ほどの藍沢莉音についてのことで報告するため。





本当は凪さん本人にも聞きたかったけど、あの人の居る場所も連絡先も知らないし。










(なまえ)
あなた
『ぶりっ子…てか、凪さんのことで報告したいことがあって』
御影玲王
御影玲王
『凪ぃ?ああ、調べてくれたのか!サンキュー』
(なまえ)
あなた
『そうそう、それで…』











ふとこの場に藍沢莉音本人がいることに気づく。





この場で流石に彼女のことを口に出すのはまずい。
周りもうるさいし、移動することにしよう。










(なまえ)
あなた
『直接話に行ってもいいー?』
御影玲王
御影玲王
『おう、いいぜ。じゃあさっきのとこで待ち合わせな』
(なまえ)
あなた
『はーい』











それだけ言って電話を切り、椅子から立ち上がる。




スマホをしまって教室を出ようとしたところ、後ろから私の名を呼ぶ声が聞こえた。
 

 







ねぇ、御影さん
(なまえ)
あなた
??私に何か?











話しかけていたのは、同じクラスの女子3人グループだった。





見覚えはあるが、話したことは多分ない。
話しかけてくるなんて珍しい、何か用があるのかと振り返って話を聞く。










ちょっと来てもらいたいんだけど。いい?
(なまえ)
あなた
あー…私、これから用事あって
ちなみにどこ行くの?
体育館。御影さんに会いたいって人がいてさ
(なまえ)
あなた
ふーん…それってどんな人?
御影さんのお兄ちゃんの友達!
言いたいことがあるんだってよ











お兄ちゃんの友達…?そんなの、お兄ちゃんから聞いてない。まぁ、知らなかった可能性もあるけど。





そもそも、お兄ちゃんの友達なんて興味がないから、凪さん以外は接点なんて殆どない。





そんな人がこの女子たちを使って、私を呼び出すとは考えにくいけど…










(なまえ)
あなた
私、これからお兄ちゃんと会う用事あるんだよね。その人には悪いけど…後にしてもらうことって出来ない?
えー…どうする?翼










今まで何も言わず無言だった彼女に、他のメンバーの視線が向けられる。










欄堂翼
欄堂翼











あぁ、欄堂翼…彼女には見覚えがあった。




確か、御影コーポレーションと結構交流がある会社…そこの社長の娘さんだ。










欄堂翼
欄堂翼
…どうしても、今だ。
御影玲王とはいつでも会えるだろ
(なまえ)
あなた
…分かった、行く











自分から会いたいと言ったくせに、ドタキャンしたことをお兄ちゃんに謝罪しつつ、蘭堂翼に着いていくことにした。





どうせ、ここで私が何を言っても引かないだろう。
用件だけ聞いて帰ればいい。











じゃあ、早く来てね〜!例の人待ってるからさ。こっちこっち〜!










その女子たちは、若干急ぎ足で私の前を歩いていく。




これから起こる展開を考えながら、私は黙ってその3人に着いて行った。























凪 誠士郎
凪 誠士郎
…あれ、レオ?
御影玲王
御影玲王
お、凪!!なぁ、あなたのこと見なかった?
凪 誠士郎
凪 誠士郎
あなたちゃんのこと?知らないけど…
こんなとこで何してるの?
御影玲王
御影玲王
いや、あなたとここで待ち合わせしてたんだけど…あいつ全然来ねぇんだよな
御影玲王
御影玲王
なんかあったんかな…まさか、本当に変な男に狙われて、今危ない目に…!?
御影玲王
御影玲王
一旦あなたの教室行って…って、おい凪!?
凪 誠士郎
凪 誠士郎
…俺、行ってくる
御影玲王
御影玲王
どこにだよ!?








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