酔いながら配信してたら
うるが家凸してきた。
しかも、ちょっと怒ってる表情して。
どーにかこーにか配信部屋ことゲーム部屋に入れないことには成功したけど…扉の外で仁王立ちして待っているの怖すぎっ
ゲーミング用の椅子の上で体育座りし、机の上を見る。ゲーミングPC、コントローラー、マウスにキーボード、Switchにプレステにモニター4枚、iPad2個にゲーミングヘッドセット3個にVRゲーム用のやつ、ついでに机の下に足で操作する用のマウス2個にノートパソコン2個。ここまではこの前うるが来た時から変わってないからまだいい。…………まだ。
とても、散らかっているのだ。床が。新しく買ったモンスター3箱、コーヒー3箱、ついでに空になったカップラーメン×6。ついでに昔うるから誕プレで貰っためっちゃでかい猫のもふもふなぬいぐるみ。
ただでさえ、1ヶ月徹夜し続けたのがバレた時徹夜はやって3日まで。と決められているのである。
ついでにモンスターとコーヒーも、買い込むのは月に1箱まで。と。ちなみに家には合計で買ったの含めて4箱ずつある。
机の下に潜り込みノートパソコンを開いたところで
うるが声をかけてきた。
……いや無理だが?
この部屋の現状を見られたらやばい。
ただでさえ今部屋の扉の窓をクッション押し付けることで部屋の中を覗けなくしているのに。
我ながらナイスアイデアである。
そうすれば部屋は見られないし怒られる要素も少なくなる。天才か?
うるかside
酔すぎだなと思って来てみたら俺の顔を見るなりぴっと声を発して配信部屋に逃げ込んでから…なんと1時間籠っている。まぁ慌てたように部屋に走りかえるあなたは案外面白かったんですけど。
どうやら部屋になにか俺に見られると都合の悪いものがあるらしい
どうせモンスター買い込んだとか徹夜3日以上したとかそういうのだろうけど。
にしてもプリンがあると教えてまで出てこない。
カチャという音を立てて少しだけ顔を出したあなたに、少しムッとした表情を見せると部屋に引っ込んでいく。おもろい。
そう言ってリビングに行こうとすると袖を引っ張られた
目を輝かせて頷いたのを確認してからキッチンへ向かう。あなたは基本家にいても配信部屋に籠っているため配信部屋以外は散らかることが少ない。だからかはわからないがまるでほとんど使ったことないレベルで綺麗だった。さすがにプリン以外も少しは食べた方がいいかと思い冷蔵庫を開けるとそこにはケーキに牛乳、クッキーしか入ってなかった。
入れたココアとプリン、水を持ってリビングへ行くとソファーに沈んで俺が昔誕プレであげたぬいぐるみことにゃたろうを抱えてうとうとしているあなたが居た。相変わらず切っていないであろう多分足まである黒い髪に日焼けしていない白い肌、心配になるほど痩せていて小柄なあなたは多分世間一般的に言う美少女だった。
明らかに嫌そうに水を飲んですぐにココアに手を伸ばしふぅふぅとさましてからちょびちょび飲んではあちっと言いながらプリンに手をつけているその姿はとても成人してるとは思えない。
スマホをいじろうと手に取るとあなたがじっとこっちを見ていた。
スマホを置いてソファーに座り一旦問いかけてみた。
と恐る恐る見せてきたスマホの画面には、
要約するとにじさんじの企画でどうやらスクールアイドル界隈を体験する感じのものをやるらしく、その先生役としてスクールアイドルを卒業して尚絶対王者とされているテトラルキアの2人に出演して欲しいというもので。どうやら朱那さんが色々条件をつけてOKしたらしい。
あなたは小さい頃から人間と関わるのが苦手で、ちゃんと目を見て話せる人が近くにいないと大体倒れる。言ってしまえば社会不適合者ではある。いつもなら朱那さんが着いていくことが多いけど、今回は朱那さんも収録に参加する側で、テトラルキアの会議や交渉系は大体朱那さんがやっているからその間あなたが倒れないように俺を連れて行けるようにしたんだろうけど、にしたって理解度が高すぎる。
明らか今も眠そうなのに寝ない意志を見せてくるのであなたにとって1番嫌なことを言ってみる。
ちなみに前科持ちである。
なんなら前回は入院もした。原因はもちろん栄養失調で。
あなたは大体オールラウンダーにどんなゲームでもやり込んでいるためやったことの無いゲームの方が少ないんだけど…
どうやらまだ寝ない気でいたらしい。
とまたちょびちょびココアを飲み始めたのでスマホのアラームを入れとこうとスマホをとると右肩に重みを感じた
どうやら口では寝ない気でいても体は限界だったらしい。にゃたろうを抱きしめてすやすやと眠っているあなたが起きる気配は無い。
ベッドに運ぼうと起こさないようにゆっくり腕をまわし抱き上げると流石に軽すぎる体にびっくりした。
寝室を開けると、ただでさえ小柄なあなたには大きいサイズのベッドにのっているたくさんのぬいぐるみと目が合う。あなたの家の家具は大体、あなたILOVE第一優先という謎の教訓を掲げるあなたの親が用意したもので、どれも高級ホテル並みの品質を持っている。起こさないようにゆっくりベッドに寝かせるとんぅ…と寝息を立てながら寝返りを打っていた。さすがに心臓が持たない。毛布だけかけて寝室を出ようとする
へにゃっと微笑みながらその言葉を発するのはさすがにずるいと思う。このままここにいると本当に心臓が持たなそうなのでリビングに戻る間際に返事だけする。
洗い物だけ済ませてついでに配信部屋に隠されてるであろうごみを捨てようと扉を開けると空になったカップラーメン×6に、明らかに買い足されたモンスターとコーヒーの箱が目に入る。
カップラーメンのゴミだけ捨ててソファーに横たわると普通に体が沈む。品質良すぎ…wと思いながらスマホのアラームを入れて眠りについた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!