少女の叫びに、いかにこの状況が危険であるか察したあなただったが流石に学生である少女を放ってはおけない。それに(制服を着てるし学生...だよね?)少年まで倒れている。
大柄な男にばかり気を取られていたあなたは、白く細い体付きの男が目の前に現れて驚いた。
目の前の男は白い仮面のような被り物をつけており、胸元には穴が空いている。その姿はまるでホロウに近い。
ウルキオラと呼ばれた男はあなたの腕を掴んだ。
彼は普通に掴んでいるようだが力が強く、あなたは痛みに顔をしかめる。
触れたところから女の暖かな霊圧が流れ込む。
それはまるで胸に空いた穴を塞ぐかのようで、落ち着かないが嫌ではない。渇望していたものが手に入ったような感覚にウルキオラは戸惑っていた。
少女の声で目の前にバリアのようなものが現れた。
そのおかげで掴まれていた腕も離される。
あなたは慌てて少女のいる場所へ走った。ウルキオラはさっきまで触れていた掌をじっと見つめてこちらを追いかける気はないようだ。
大柄な男は好戦的なようで、ニヤリと笑いながら2人の元に近づいてくる。
すると少女はあなたを庇うようにして前に出ると、両手を前に突き出した。
少女のヘアピンから何が飛び出たと思ったら、すごい勢いで大柄な男へと向かっていった。それが攻撃だと気づいたあなたはなんとも言えない感情になった。
バチンッ.....鈍い音がした。
少女の攻撃は効かなかった。
なんともないように大柄な男が掌で粉々にしたのだ。
圧倒的な力の差に少女も動けないようだ。
明らかに少女に向けての言葉だ。
ここで、年上の私が動かないと!守らないと!
そしてあなたは思い出した。
バックからそれを出すとヤミーと呼ばれた大柄な男の方に振りかぶった。コントロールは良いようで、綺麗にヤミーの顔に当たるとすぐに爆発した。
少女の手を引いてあなたは自分の後ろへと庇った。
呆然としている少女はされるがままだ。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。