僕は見てしまった。
いふくんが告られるところを。
それは、つい数時間前____。
盗み見するつもりはなかった。
ただ、いふくんと一緒に帰ろうとして、彼を探していたところだった。
そもそもいふくんは、今日は用事があるって言って誤魔化してた。
なのに実際は告白されてたり。
明らかに照れてたし、脈ありなのかな。
そう思った瞬間、相手の子が羨ましい、そう思った。
いふくんとはただの友達。
そう思ってた。
なのに、なのに…
なのに
どうしてこんな、苦しいんだろ
あの子といふくんが何かを話している。
でも、僕にはそれが聞き取れなかった。
いや、聞きたくなかったんだ。
しばらくして、あの子が帰っていった。
いふくんは、なんて言ったんだろ。
告白、OKしたのかな。断ったのかな。
でも今は、考えたくない。いふくんのことなんて。
彼の名前を口にした途端、無数の雫が頬を伝った。
あーあ。ばかみたい。
勝手に好きになって。
勝手に惚れて。
勝手に期待して、
勝手に失恋した気持ちになって…
勝手に傷ついて……
勝手に…悲しくなってッ……
それで…
それで…ッ…
_ばかみたいッ_
もしかして、俺がほとけのこと、好きってばれてたんかな。
気づけば俺は、ほとけを探しに走っていた。
1まろがいむくんのことしか好きじゃないと伝える
2まろがいむくんの頬にキスする
3いむくん、困惑☆((















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。