此の世には、”人外”と言う人種が存在した。
”人外”は人間の血肉を好んで喰らい、生き延びている。
人間を喰う以外は全て人間と同じ。
2足歩行、手が自由に動く、自ら道具を作り使用する、言語が発達している…等
食物の違い以外は全て同じ人種なのである。
だが、中には人間を愛し喰らわない者も居る。
それは何故か…。
"人外"は、人間からも生まれる事が有り…
"人外"だとバレるまで「愛されて」生きていたからである。
急に突き放されても、愛している事には変わりなかったのだ。
…そして、何度も拒絶され悲しんだ数名の人外の夫婦は己の子供にこう言った。
「人間の振りをして生きろ、人外だとバレるな…」 と、
…この物語は、そんな人外達に愛されてしまった…
否…
人外達を愛してしまった…不幸な少年の物語…













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。