摩虎兎Side (5/16(火))
僕達精暖乃華家が人間界に来てから、約1週間がたった。
幼馴染み達と再会したり、奏汰が人間の子にバレたり……。
色々な色々なことがあった一週間だった。
人間界で、流石に暗ノ国が来ることはなかった。
それでも僕は、弟妹を守るために、ずっと気を張っていた。
だからかもしれない。
僕は、今日が5月16日だということを、気がつかなかった。
朝。
いつも通り服に着替えてリビングへ行く。
僕がリビングの扉を開け、
と、一言言った、その時だった。
双子が、声を揃えてそういう。
すると……
僕は戸惑い、あわてて日付を確認する。
今日の日付は確かに、5月16日………
父さんに頭を撫でられ、母さんに抱き締められる。
思わず、潤んだ瞳をグッと堪え、僕は笑顔を作った。
教室に入ると、幼馴染みで親友の利恩が近寄ってくる。
笑う利恩の顔を、僕は一生忘れない。
僕は夢莉を抱き上げて、リビングへ入る。
すると…
リビングは、あちらこちらに綺麗な飾りがついている。
どうやら、弟妹の手作りみたい。
ところどころ、破けたり不格好だったりする。
じっと飾りを見ていると、璃楽が近寄ってきた。
璃楽は嬉しそうに微笑む。
瑠菜が指差すテーブルを見ると、特大のケーキが見えた。
豪華じゃないけれど、今日の誕生日は、今までに最高の誕生日だった。
実は本日7/17は、主人公の璃楽ちゃんの誕生日です!
まぁ、このお話は摩虎兎の誕生日の話ですが、、、
お祝いしてあげてください!


























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。