前の話
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俺の名前はあなたの名字あなた。
普通の高校生…いや、ただの陰キャだ。
今日も教室の隅で何事もなく静かに生きられることを祈る。
そんなことを思っていた矢先のことだった。
きた、星野兄弟。
この学年1勉強ができ、その上運動もトップで顔もアイドル級に美しい。
泥のような顔の俺とはくらべものにならない美しさだ。
普通の人なら、目の前を通られるだけで光栄な双子を何故俺がこんなにも苦手とするのか。
それは…
こんな俺に、それも下の名前で呼んだり声をかけたりしてくる。
ただでさえキモ陰キャなのにそんなことをされると俺が嫉妬されて、さらにごみのように扱われるからだ。
そして、今日も周りからの視線が突き刺さる。
冷たい言葉が飛び交う。
いつも上っ面の笑顔を振りまいている星野兄弟もさすがにひきつった顔をしている。
茜が注意をしようと口を開いたその時だった。
さっきまであんなにうるさかった教室がシンッと静まり返る。
皆の動きはピタッと止まったままで、口を開けることすらできない。
その状況を見て星野兄弟はニヤニヤと笑っていた。
俺はこの変な状況にに少し苦笑いしながら口を開いた。
ー作者のコメントー
『バグBAGU』いかがでしたか?
オリジナル小説は長続きした記憶がないので、今回は頑張ろうと思っています。
最近ハマっている東京エイリアンズに少し似た作品になってしまっているかもです。
ほかの方のオリジナル小説のように☆1000以上を目指して書きまくります!!
少しでも面白いなと思って下さったかたは、♡、☆、コメント、スポットライトも当ててくださると嬉しすぎてめっちゃ小説投稿しますw
♡だけでもお願いします!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。