あの家に、私のものは、ほとんどなかったから
ひろっ
本当に今日からここで暮らすのかしら
荷物が少なくてあっという間に片付け終えてしまったわ
今日は家に帰らなくていい
ダメだよね、嬉しいと感じるなんて
黒闇神さんと出会って
どんどん世界が広がっていく
私もなにか
黒闇神さんに返せたらいいのだけど……
あの花、本で見たことがある
確か妖精族に伝わる……
ルイスさん…!?
私に最初に優しくしてくれた人
でも……
もう私の顔も見たくないはず
え、
そうだ
星蘭が望んだものは
必ず手に入れる
私が惹かれたあの優しい人は、どこへ行ってしまったんだろう
ああ、もうこの人の中で、私は悪女
でも
私には分かってくれる人がいる
だから
ドサッ
だれか__
黒闇神…さん…
ぐいっ
ドサッ
どうしよう
黒闇神さんの様子が……
っ
…違う、同じじゃないだって、私 今……
夜が更けて
新しい日常が始まる
未知の感情と共に
1巻完結?¿




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。