第5話

5話
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2026/08/09 05:43 更新







これは夢?

まさかあのジヒョちゃんとお友達になれるなんて




それからは数日に一回程度で電話をする仲になった


好きな音楽の話。
最近見た映画の話。
どれも特別じゃない、普通の会話。



ステージの上では数万人の前で堂々としているのに、
電話で話すジヒョちゃんはとても幼くて明るい。



ジヒョ
ジヒョ
○○はさ、なんであのライブ来てくれたの?

○○
○○
それは、前からTWICEのこと好きであれが初めて当たったライブだったんです


ジヒョ
ジヒョ
えーじゃあ○○はTWICEの中で誰が1番好き?

○○
○○
えー、
○○
○○
選べないですよ!
○○
○○
全員可愛くて綺麗でずっと見てられます

ジヒョ
ジヒョ
んー、そこは私って言ってほしいなー

○○
○○
あ、ごめんなさい笑
○○
○○
でももっとたくさんジヒョちゃんのこと知っていきたいって思ってます




そう言うとジヒョちゃんはちょっと照れくさそうに笑った




ジヒョ
ジヒョ
ねぇ

○○
○○
なんですか?

ジヒョ
ジヒョ
思ったんだけどさ、いつまで敬語使ってるの?

○○
○○
でもジヒョちゃんは年上だし私の推しなので敬語は使わないと

ジヒョ
ジヒョ
タメ口がいい

○○
○○
でもー、

ジヒョ
ジヒョ
だって友達になろって言ったのにまだ距離を感じる

○○
○○
んー、わかった
○○
○○
タメ口、する

ジヒョ
ジヒョ
やった!



軽く笑いながら言っているけど、その奥に少しだけ本音が混じっている気がした。






電話を切った後、

ジヒョはベッドに座り込んでスマホを見つめていた

ジヒョ
ジヒョ
また言えなかった…


胸の奥にある気持ち

電話越しに何度もこぼれそうになる



"好き"って。
"会いたい"って。
"特別になりたい"って。



でも、そのたびに押し込める


ダメだよね、

アイドルとして
そして、この関係を壊さないためにも

言ってしまったら、全部終わってしまう


○○が離れていくかもしれない
今みたいに話せなくなるかもしれない


それが怖かった

ジヒョ
ジヒョ
…友達、か


自分で選んだ言葉なのに、その枠が少しだけ苦しい

でも…


それでもいい



こうして繋がっていられるのなら


声を聞けるなら。

それだけで、今は十分だと自分に言い聞かせる




同じ頃、○○もまた、スマホを手にしたまま考えていた

○○
○○
距離、縮めてもいいのかな…


敬語のままなのは、

でも、それを崩す勇気が出ない



崩した瞬間に何かが変わってしまいそうで


ただ一つ分かっているのは

この関係がもう"ただの推しとファン"じゃなくなっているとういこと"

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