そして三日目。
烏野VS音駒の決戦の日。
1人で席に座りながら
空いている隣の席に目をやる。
両チームが走りながらコートへ出てくる。
ゴミ捨て場の決戦が始まった。
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キューティクルのサーブから始まる。
強烈なサーブは、音駒に拾われた
攻撃しては、拾われ
また攻撃。
そして、最初の1点を取ったのは
日向翔陽。
烏野だった
烏野VS音駒は
接戦の末、烏野が制して、終わった。
今日の見たかった試合も終わり
私も帰ろうと足を運んだとき
偶然出会ったのは
音駒の3年生だった
「いつか名前で呼ばせますー」
なんて言っている詐欺師は
どんな手を使ってくるのやら…。
「まぁこれでさよならってことは無いから安心しろよ」
そう言って3人は手を振りながら去っていった。
宮城に帰りつき
家の近くのバス停で降りる。
夕方、からすの鳴き声が
空に聞こえる
冬休みも終わりを向かえる今
寮生活の生徒は実家に帰省している人もいたが
帰ってきている人が殆ど。
中には部活がある人もいるので
早めに帰ってきている人もいたのだが
それがこの2人。
他にもいたような気がする。
帰りの新幹線で
中継を見ていた私。
鴎台VS烏野の試合は
途中、オレンジが熱を出して出られなくなる
というハプニングもあり
烏野が敗北していた。
眩しいくらいの笑顔。
夕日に照らされ、3人で歩く。
こんな日々も、もうすぐ終わるのかと思うと
少し寂しい気がした。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!