第155話

 ~ 6話 ~
1,483
2026/03/12 06:43 更新

























  
女の子.
 あなたさーん!聞いてよー!! 







  夕方、

  バンッ

  とドアを開けて入ってきたのは

  近くの高校に通う女子高生2人。




  ちょうど下校時間の今は

  金曜日ということもあってか

  多くの学生が足を運んでくれていた。










あなた
 ドアには優しくしろよな 

女の子.
 前話した男の子がさー (無視) 
あなた
 おい 












  カウンターに腰掛け

  注文を聞く前に

  「唐揚げ定食大盛り2つ」

  と、机に顔を伏せながら言ってきた













あなた
 はーい 

あなた
 んで、何があったの? 

女の子.
 あいつ好きな子いたんだけど 
女の子.
 いや好きな子っていうか彼女じゃね? 
女の子.
 そう。 

あなた
 思わせ振りじゃん 











  よく、恋愛相談をしてくれていたこの子。

  話を聞く限りは

  かなり脈アリなのでは??

  と思うことが多かったが

  どうやら彼女がいたらしい











女の子.
 絶対許さねぇ 
女の子.
 それな。噂広めよーぜ 
 
あなた
 あることないこと広めるなよ 
あなた
 事実だけ広めろ 

あなた
 私に告白しときながら彼女いたって言え 

女の子.
 告白されてないんだわ 
女の子.
 一番あることないこと
 広めようとしてんのあなたさんね 

あなた
 行動がほぼ告白だったでしょ 











  「まぁ確かに」

  と、水を飲む。




  そして完成した唐揚げ定食を机に運んだ。












女の子.
 やけ食いだやけ食い 

あなた
 しかたねーから大盛り分はまけてやるよ 
女の子.
 大好き 










  調子いいな

  と、私は他のお客さんの注文を聞きに行く。










男の子.
 あなたさん、俺今日告白された! 
あなた
 は?ふざけんな。散れ 
男の子.
 ひでぇ笑 

男の子.
 いや付き合ってねーし! 

あなた
 なーんだ。それならいいよ 

男の子.
 気の変わり様…… 

女の子.
 でもあなたさんも告白されたんじゃん 
あなた
 おい言うなよ 

男の子.
 は゛ぁー!!なにそれ! 
男の子.
 俺らにも聞かせろ! 

あなた
 やだよめんどくさい 

女の子.
 しかも全部保留らしい 
あなた
 やっぱ大盛り分請求するわ 
女の子.
 ごめんて!! 

男の子.
 ないわー。 
男の子.
 頑張ってした告白が保留はないわー 

あなた
 黙れよ。断ったのもあるわ 

男の子.
 いや何回コクられてんの? 

女の子.
 4! 
あなた
 おい 

男の子.
 え?モテんの?あなたさんが? 
あなた
 どーゆーことだよ 

 









  厨房に戻りながら

  その男子高校生に睨みを効かせる










男の子.
 どんな人? 

あなた
 えー。あんたらの先輩 

男の子.
 え。どう言うこと? 

女の子.
 白鳥沢らしいよその人たち 











  女子高生は違うが

  男子高校生のメンツは白鳥沢に通っている。









あなた
 いや、なに席移動してんだよ 

女の子.
 遠いんだもん。混ざるね 
男の子.
 あぁ、いいよ 








  男子高校生4人

  女子高生2人は、1つの大きい席に座り

  ご飯を食べる








男の子.
 学校に写真あったりする? 

男の子.
 てか、あなたさんの代って 
 牛若いたときだろ?

男の子.
 もしかして……! 

女の子.
 そのまさかだよ 

男の子.
 牛若からコクられた?! 
あなた
 ちげーよ。その周りな 

男の子.
 なーんだ。牛若じゃねーのか 
あなた
 なんで牛若がいいんだよ 

男の子.
 それなら歴代のバレー部の写真の中にあるんじゃね? 
男の子.
 明日見とくわ! 

あなた
 まじで嫌なんだけど 

女の子.
 えー!私も見たい! 
女の子.
 私達も流石に顔は知らないからねー 

男の子.
 あ、じゃあ連絡先くれよ! 
 写真送るわ!
女の子.
 いーよいーよ! 

あなた
 おい…… 













  謎の団結力に溜め息を溢す。












男の子.
 4人ともバレー部? 

あなた
 まぁね 

女の子.
 イケメン? 

あなた
 あー…… 
あなた
 まぁ、そうなんじゃね 

あなた
 バレンタインくそほど貰ってたし 

男の子.
 モテモテなんかよ! 

あなた
 知るか!! 











  「さっさと食って帰れ!」


  という私を無視して

  今度は高校生の中で会話が広がる。





  毎日元気吸い取られそうで怖いわ
















  チリンチリン










あなた
 いらっしゃーい、何名さ、ま…… 

あなた
 げっ 

日向 翔陽
 あなたー!! 

あなた
 おいおい。なんだこのメンツは 













  ドアを開けて入ってきたのは

  烏野メンバー1年。

 
  オレンジの後ろに他4人が立っていた













日向 翔陽
 ちょうど休み合ったんだよ! 
 だから来た!

あなた
 居酒屋行けよ 
あなた
 仁花ちゃんだけ寄越せ 

谷地 仁花
 そのノリ久しぶり…… 

月島蛍
 ちょっと、後ろ詰まってるんだけど 

山口 忠
 わぁ、初めて来た~ 

影山 飛雄
 ポークカレー温玉のせ1つ 

あなた
 ねぇよ 











 
  入り口で固まる5人を席に案内し

  注文を取る











日向 翔陽
 オススメは! 

あなた
 えー。お茶 
日向 翔陽
 食べ物がいいデス…… 

月島蛍
 僕はそんなにお腹空いてないからコーヒーだけで 

山口 忠
 ショートケーキあるよ?頼んだら? 

月島蛍
 ……じゃあそれも 

あなた
 ほーい 

谷地 仁花
 私はチキン南蛮で! 
あなた
 仁花ちゃんはお代いらないからね  

谷地 仁花
 いや流石にダメだよ?! 












  5人の注文を聞き終えて

  私は厨房に戻る。












女の子.
 ……いやいやいやいや 

男の子.
 いやいやいやいや 

あなた
 なんだよ 

女の子.
 誰?!あのイケメンは!! 
男の子.
 まさかあれが告白された……! 
あなた
 違う。見ろ。 
 あそこの中に見覚えある顔はいねーか 

男の子.
 えぇ、見覚えのある顔……?? 

女の子.
 ……あ、バレーの 

あなた
 そう 

男の子.
 あー!!前仙台で試合やってた2人! 

あなた
 ちなみにあのメガネもバレーやってる 

男の子.
 じゃあ告白された人じゃないんだ 

あなた
 あの5人は烏野。 

男の子.
 人脈きも 
あなた
 は? 










  料理を作りながら

  高校生組と話し出す。




  個室とかではないので

  会話は5人にも聞こえていた











山口 忠
 ……いいとこだね 

谷地 仁花
 凄い、あんなに仲良く…… 

影山 飛雄
 腹減った 

日向 翔陽
 さっきから何回目その台詞!? 













  そして、5人分の料理を机に運んだ













あなた
 ……おいオレンジ。運ぶの手伝え 

日向 翔陽
 んえ!俺?! 

あなた
 5人分は無理だったわ 
あなた
 分けて持ってくのもだるいし 

日向 翔陽
 えぇ、その間時給くれよ? 
あなた
 あほか 











  とか言いながらも

  料理を運んでくれる









影山 飛雄
 ……!!温玉、、 

あなた
 メニューにないんだけどな 

あなた
 海外行くならここには来れないかと思って 

影山 飛雄
 ……ありがとう 

あなた
 、っ‥な、早く食べろ 









  私の目を見て

  まっすぐ感謝を伝えるキューティクルに

  少したじろぐ








女の子.
 あれ照れてるよね? 
男の子.
 照れるんだ。あのひと 

あなた
 聞こえてるからな 

男の子.
 よしそろそろ帰ろうか 
女の子.
 はいみんなお会計~ 











  ちょうどのお金を机に置いて

  そそくさと店を出た高校生組。











女の子.
 あ、また詳しく聞かせてねー! 

あなた
 はいはい 









  そう、手を振って

  お店を出ていった







日向 翔陽
 なんか、あなたって 
 大人になったな

あなた
 は? 

月島蛍
 ちゃんと経営とかやれるんだね 
あなた
 頑張ったまじで 

山口 忠
 凄く良いとこだと思う 
あなた
 ……あざっす 

影山 飛雄
 うまっ、… 
あなた
 うん。よかったよ 












  ガツガツとカレーに食いつくキューティクルは

  誰よりも先にご飯を食べ終わり

  ゲフッ

  と、ゲップを出した













あなた
 食いつきすぎやん 

影山 飛雄
 ……また来る 
あなた
 何年後になるかな 










  お皿を下げて

  私は近くの席に腰掛けた










日向 翔陽
 なぁ、あなたー 
あなた
 ん? 

日向 翔陽
 烏野皆で集まろうってなってるんだけどさ 

日向 翔陽
 ここ貸し切ってもいい? 

あなた
 いいよ。いつ? 

日向 翔陽
 15日とか 

日向 翔陽
 その日しか皆の時間合わなくて…… 

あなた
 ……(白鳥沢も集まるって言ってたよな) 

あなた
 (でも、その機会を逃したら集まるなんて 
  いつになるか分かんないだろうし)

あなた
 うん。いいよ 

あなた
 何時? 

日向 翔陽
 夜でもいい? 
日向 翔陽
 19時とか 

あなた
 おっけい。料理はおまかせでいいだろ 

影山 飛雄
 ポークカレー 
あなた
 わかったて 










  「じゃあ食べ終わったことだし帰るか!」

  と、5人はお会計を済ませて

  荷物をまとめた








あなた
 またこいよ 
あなた
 いつでも開いてっから 

影山 飛雄
 帰ってきたら絶対食べに行く 

あなた
 気長に待っとくわ 

日向 翔陽
 俺も!!待っとけよ! 
あなた
 はいはい 








  「ごちそうさま」


  と、5人は手を振って帰っていった








あなた
 ……店狭いよな、? 













  白鳥沢と烏野が集まれるほど

  広い店ではないよな……



  と、了承したあとで気付いてしまい

  この後頭を悩ませることになった











作者
 リクエスト🌟






作者
 短編集だよーん 

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