健人side
ライブの演出の構想を練ってから数時間
時計を見ると既に21時を過ぎていた
プルルルル
こんな時間にかけてくるのは俺の中で二択
パパ友であり、同期の田中樹。
もしくは、昔から親友の重岡大毅。
『田中樹』
やはりか、大樹のことかな。
ピッ
樹との3時間の電話が終わり気づいたら夜中の12時
リビングのドアを見ると毛布を握りしめて、
ほぼ半寝状態で立ってる風磨の姿があった
寝起きで頭が回ってないからなのか、
最低限の会話しかない風磨と俺
あまりお腹すいてないのか、
今日は朝からドラマの撮影だったからな、
てかちゃんとケータリングとか食べたんかな、
風磨意外と痩せやすいから
ちゃんと食べて欲しいんだけど
俺はソファーに座った風磨を確認し、キッチンに行く
風磨の希望通り風磨が好きなタマゴがゆを作る
ドラマで気が滅入ってる時とかは、
食欲が湧かないことが多いからだいたいお粥が多い
お粥すらも食べれない時があるから、
その時は事前に病院から頂いてる点滴を打ってる
風磨ってご飯食べる時結構密着するのよ
特に2人の時は、結構密着してくる
俺は右利きで風磨は左利きだから特に支障はないけど
それから半分くらい食べた
俺がキッチンに行くと風磨はテレビを付ける
テレビの近くの棚を漁り、とあるDVDを取り出す
これが甘えた風磨の日課
ちなみにDVDは俺のソロコンのDVD
しかもデビュー前のやつね
俺的にはすごく恥ずかしいんだけど、
見てる間はすごく大人しいから見させとく
それから洗い物やキッチンの掃除が終わり、
リビングにあるソファーに腰をかける
さっき電話の時に樹が言ってた言葉を思い出す
風磨は未だにテレビに映る俺に釘付け
風磨が俺に向かって手を広げてる
これは抱き上げろの合図
なるほど、だからいつもより疲れてんのか
恋愛ドラマにありがちなキスシーン
でも、女嫌いの風磨からしたら超過酷のシーン
その夜は甘々な一夜をすごしました
𝐍𝐞𝐱𝐭














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。