(優里side)
私が家であなたから酷い仕打ちを受けていると言えば、すぐにあなたへのいじめが始まったわ。
あなたは私より落ちぶれている。それがとても気持ちいい。
階段を上がってくる足音と声が聞こえてきた。私は横になるのと同時に扉が開いた。
寝たふりは成功ね
ゆさゆさと肩揺すられ、目を覚ましたような振りをする。
慌てた様子で駆け寄ってきたのは幼馴染みの、葉山尚。
私は天然キャラを貫き通して、不思議そうな表情を作る。
松村北斗とジェシーが、顔を赤くしている3人を呆れた目で見ている。
私が姫になるのも時間の問題。
あの二人が私を気に入らなくても、早朝の意見は絶対でしょ?
2人が私を疑っていても関係ないわ。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。