設定
現実の世界（３次元）とあちらの世界（２次元）で分かれていて、会話したいのにできない。主に２次元側の言っていることが３次元側には伝わっていない。そんな感じです
太宰side
学校から帰ってきて、誰も居ない真っ暗な部屋の中で君が泣いている
寂しくない…そう言っている君はとても寂しそうだ
そう言いながら泣いている…
彼女の母親が帰ってくると、すぐに笑顔作る君
少しの"疲れた"も見せないようにこらえる君
でもね、分かってしまうんだよ
本当は、無理をしてるんだって
自分の素を出さないように
"独り言だ"
そんな風に、今日あった嫌なことを"独り言"として話してくれる君
できることなら、今すぐ会いに行きたい
姿、形が違っても…今すぐに抱きしめに行きたい
私は､こんなにも
"愛してるのに…"
たとえ声が聞こえてなくても…
顔色ひとつ変えない形でも…
私が、聞いてるから…
そんなことない…君は何も悪くないんだ…
もっと、被害者意識高くてもいいのに…
それでも、君は「相手が友達だったから」という理由でなんとか、許してあげようとする。
分かるよ、自分を酷いって言いたい気持ちも…
でも、それ以上に
"君は優しすぎるんだ…"
大丈夫、君の優しい所、素敵な所
沢山知ってるから
だから、ためらわず私に話して…
寂しい時も、辛い時も、
きっと、きっと、僕が
"だきしめるから"
太宰side…END
あなたside
２次元と３次元は違うのは分かっている…
貴方に認識されていない事も分かっている…
でも…
会って話したい…一瞬でもいいから…
そう思っている私は、既に貴方に
"依存"してるのかもしれない…
そんな時、ふとキーホルダーが風に揺れた…
そう、言われた気がした
あぁ…好きだなぁ
心の中が真っ暗で、何も見えなくても
でも、知ってる…
"貴方は優しい"
寂しい時も、辛い時も。
自分の中で抱きしめられるようになるまで
遊んでいる子供のように正直に生きられなくても
赤ちゃんのように上手に笑えなくても…
"愛"が分からなくても
"死ね"
"消えろ"
傷ついたかどうかも分からない日々
腕をえぐられた、あの夜も…
きっと、抱きしめられるようになるから…
いつか、誰かを
恋情として、
"愛せるように"
解説
生きてる世界
夢主…３次元
太宰さん…２次元
お互いの気持ち
夢主…Like（家族的な意味で）
太宰さん…Love（一人の女性として）
設定
太宰さん…自分の声も夢主の声も聞こえる
夢主…自分の声だけしか聞こえない
