いつもの6人組で入学した “ 六奏学園 ” 。

クラス分けを見に行くと ， こさめ は 1 ｰ A 組 。

他の4人とは 離れちゃったけど ， ，

らんくん は一緒のクラスなようで ， 少し安心する 。

適当に名前を見ていると ， “ あなたの名字 あなた ”

と書かれていた 。

まさかとは ， 思うけど …

あの子 だったりして ， ？

名前が同じ可能性もあるけど ， こさめ は少しの期待を胸に ， 教室へ向かった 。

教室に入ると ， まだいる人は少なくて らんくん の姿も無かった 。

少し早く来すぎたかな …

暫くして ， 人が集まってきた 。

そこらへんの男子と話しながら ， 全員来るのを待っていたら ……

特徴的な水色の髪の人が入ってきた 。

何回も見ていたから ， すぐに分かった 。

やっぱり ， あなた なんだと 。

相変わらず可愛い反応も …

綺麗な声も …

昔から変わってないなぁ … 

やっぱり あなた だったんだ 。

（ ぎ ゅ

こさめ も ， もう高校生だし …

少しは意識してくれると思ったけど …

違ったか … （ 笑

まぁ ， でも … 別れちゃったのは幼稚園の時な訳で …

あなた の記憶の中では “ 可愛い こさめ ” で留まってるから …

しょうがないけど 。

とりあえず ， あなた は堪能しとく … //

抱きついたのも ， 久しぶりだし … 。

すかさず ， 野次馬達が反応する 。

もぉ … うるさいなぁ ……

今 ， あなた 堪能してんのに … （ 怒

今の言葉 。 あなた は勘違いされないように ， 言ったんだろうけど …

こさめ にとっては重い言葉だ 。

ただ ， の幼なじみかぁ 〜 ……

こさめ は特別な幼なじみで … 好きな人 なんだけどなぁ ……

大体予想はつくけど …

らんくん 遅いよぉ …

てか ， らんくん … あなた と知り合い ？

なんで ， あなた の名前知ってんの ？

どこか安心したような顔をする らんくん 。

もしかして ， … らんくん もなの ？

らんくん も ……

あなた のこと好きなの ？

もしそうだとしても …

絶対 あなた は渡さないもん …… っ