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第1話

私は私になる。
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2018/04/04 02:23 更新
4月8日。中学校入学式。
この日から私は変わる。変える。
私は私になるんだ。

りん
りん
彩織ー。
彩織
彩織
なにー。
りん
りん
明日入学式じゃん。
一緒に行こうよ。
彩織
彩織
おぉ、いいよー。
行こ行こ。
りん
りん
よっしゃー!
じゃあ7時45分にポスト集合🙌
彩織
彩織
はーい👌
中学校入学式の前日に親友からLINEがきた。
明日一緒に学校行こうって。
もちろん即答でOK。

中学生か。
りんは明るくて、なんでも完璧にこなす、女子からも男子からも好かれる性格。
小学校のときはいつもクラスの中心にいた。
きっとそれは中学校に入っても変わらないだろう。

小学校卒業一週間前。
私はクラスメイトに省かれていた。
性格上、相手になんでもストレートにぶつけてしまうため、嫌な思いをさせてしまったらしい。
謝ったけれど、相手が悪かった。
クラスの中心人物。
関係のない他の子まで集まって、どんどん話は大きくなって、どんどん私は悪い子になっていった。
『彩織って性格悪いよね』
そう言われる度、私は涙を流していた。
だから必死で笑って、性格を作って、全然気にしてないようなフリをしてた。
周りには当たり前のように流されてた。

でも明日からは違う。
私も中学生。
もう涙は流さないと決めたし、ストレートに言いすぎる性格も、流される性格も。
直すって決めた。

そんなことを考えてたらもう11時を回っていた。
もう寝よう、そう呟いて私は眠りについた。

私は私になるんだ。
自由になる。

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