イルカの声が聞こえた。
鍵がかかっていて扉の向こうに行けそうにない。
番号を打つ、パネルみたいなのがあった。
ヒカルはヒントみたいなものがないか、別の部屋に行ってみることにした。
一つ一つ、棚の中を探る。
床に古い新聞の記事があった。
ヒカルは近くにあった壊れかけの椅子に腰掛けて読んでみることにした。
◯月◯日午前7時頃。
ビアンカ水族館の館長が、水槽近くの海岸に
打ち上げられている巨大なサメを発見した。
サメの種類はホホジロザメとみられる。
体長約6メートルにも及ぶ大型である。
打ち上げられたサメは
現在ビアンカ水族館が保護しており、
治療とともにサメが打ち上げられている原因を
探っている。
別の部屋に行ってみたら、魚が1つの水槽に1匹ずつ入っているのを見かけた。
水槽の上に少し隙間がある。
ヒカルが背伸びすればギリ届きそうだ。
ひとつまみをして、サラサラと水槽に入れる。
魚は嬉しそうに餌を食べる。
魚が石を並べている。
それをヒカルはよく見たら………
再びイルカの声が聞こえる部屋の扉に来た。
パネルに数字を一桁ずつ打つ。
ガチャと開く音がした。
中に入ると、イルカが2匹プールに泳いでいた。
イルカはヒカルのことを見つけると、遊びたがるようにこちらに来た。
ヒカルは思いっきりボールを投げた。
イルカ達は楽しく遊んでいる。
ヒカルはイルカのいる部屋を後にした。
部屋に出ると、奥のプールでさっきの部屋にいたイルカがいた。
2匹のイルカはじっとヒカルを見つめていた。
イルカは嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねる。
恐る恐る、イルカの背中に乗った。
イルカは嬉しそうに元にいた部屋に戻って行った。
イワシの群れが追いかけっこしているように泳いでいた。
マリアを探さないと!!!
奥の方にいったが、カードがないと先に進めなさそうな扉だった。ヒカルは別の部屋にいってみたが、暗い部屋だったので、すぐにその部屋を出た。
イワシの群れのある水槽に戻ると、1匹だけ泳いでいないイワシがいた。
イワシはすぐにヒカルに反応してくれた。
どうやら言葉は伝わっているらしい。
イワシはしばらく考えていた。少し間があった後、イワシは隣の水槽に移動して行った。
イワシの行った方へ向かうと、イワシは謎の動きをしていた。
左に行って、上に行って、はじっこに行ったら、元に戻ってと忙しい。
ヒカルはイワシの動きを何度も観察したあと、暗い部屋に再び入った。
ヒカルは慎重に歩く。目の前が暗いから、目を閉じているのか開いているのか、感覚がわからなくなる。
ヒカルは手探りで何かを触った。
扉みたいなのがある。
取り出すと、手触りでランタンとマッチだとわかる。
ヒカルはすぐにランタンに灯りをつけた。
いきなり明るくなったので目が痛い。
しばらく目をしばしばさせた。
開けてみると、ビアンカ水族館の年間パスポートが入っていた。
行ってみようと思った時、目の前に赤い塊がいた。
見た目がどんな感じなのかは、??のところをタップしてみてねんby主
よく見ると、ザリガニだ。血を被っている。
ゆっくりとザリガニはヒカルのほうへやってきた。
ヒカルは危険を感じて走り出した。
もうスピードで走って。
目の前はクラゲの水槽があった。
後ろから来ている気配がする。
ヒカルは後ずさる。
水槽に手が触れたと思った瞬間、
ヒカルは水槽に吸い込まれた。
目を覚ますと、ヒカルは
クラゲになっていた…………














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!