第92話

トンネルの女性
14
2026/07/21 13:42 更新
スパイクタウンから7番道路のトンネルを進めば、すぐにナックルシティに着くらしい。


すると向こう側からやってきた人と肩がぶつかった。悪意があったようには見えない。
明るい茶色の髪の女性だ。スタイルがいいことがよく分かる。上半身は白と赤のコントラストが綺麗で、下半身は靴やタイツまで黒で統一されている。
??
あら、ごめんなさいね。
あなた
あ、いえ、こちらこそ…。
そのまま通り過ぎようとすると、ねぇ、と女性の声が聞こえた。。
??
あなた、わたくしを見ても誰か分からないの?
あなた
は…はい…。
あなた
有名な方だったら申し訳な
??
ちょうど良かった!
女性は上着のポケットから一枚の紙を取り出すと、それを無理やり手にねじ込んできた。
あなた
ちょ…!
??
いいから、もらって行きなさい。
仕方なく紙を握ると、女性がうんとうなづいて、スパイクタウンの方へ走って行ってしまった。
手に持たされた紙を見ると、ミアレ国際大学の見学チケットのようだ。有効期限がやたら長く設定されているが、紙の質や印字からして偽物のように見えない。しかしあまりにも唐突すぎて理解出来なかった。
あなた
と、とりあえず行くかぁ…。
トゲキッス
ボワワ!



ナックルシティに着くと、スタジアムの前から駆け寄ってきた。ソニアさんとダンデさんである。
ソニア
あなたのトレーナーネーム!いよいよだね!
あなた
ソニアさん!
ダンデ
やはりオレの見込みは正しかったようだな!
リザードンとワンパチは二人の後ろで戯れている。
ソニア
あれ、その紙は何?
あなた
さっきトンネルで知らない女性に…。
ソニア
ちょ、知らない人から物なんてもらっちゃダメでしょ!
あなた
分からないんです。肩がぶつかっただけなのに無理やり…。
ダンデ
んー、オレに貸してくれ!
ダンデさんはひょいと紙を取ると、じっくりその紙を見始めた。リザードンがふんふんと鼻息をかける度に、こらと言いながら後ろへ追い払う。
しばらくして口を開いた。
ダンデ
どうやら本物みたいだな。ミアレ国際大学の中でも特に有名なポケモン学部のキャンパスが見学できるらしい。
ソニア
え、ホントに?
ソニアさんはまだ疑っているようである。
あなた
でもガラル粒子の調査もあるし、今すぐミアレなんて遠いところには…。
ダンデ
それもそうだな!
ソニア
そうよ!あなたのトレーナーネームにはダンデに勝ってもらわないと!
ダンデさんがガハハを笑う。野次馬も少しずつ増えてきている。
ダンデ
いよいよナックルスタジアムだな!キバナが待ってるぞ!
あなた
はい!
ソニア
私はこれからシュートシティに向かうわ!
ソニア
あなたのトレーナーネーム、頑張って!
ソニア
キバナの切り札ははがね複合だからね!
あなた
主です!
♥️100ありがとうございます!全然気付かなかった…😓

プリ小説オーディオドラマ