隣でニコニコと笑みを浮かべる 、
同クラの 蘇芳隼飛 くん 。
え 、なぜ .. なぜ隣で寝ている .. ?
疑問と焦りと動揺で
酒中毒者が酒呑まなかった時くらい
手がブルブルと震え出す 。
そう 、ふにゃりと笑う蘇芳くんの顔は
まるで見た事の無いくらい砕けた笑み 。
そんな顔 、今までした事あったっけ 、
と驚くと同時に一気に焦りが押し寄せる 。
そんな笑顔を向けてくると言うことは
私に心を開いたという事 .. ??
.. と 、まず一つ 。
二つに 、
蘇芳くんと私 、両者素っ裸 。
この事実で大体察せる 。
そして三つに 、
ゴミ箱に見える 、.. いや 、辞めとこう 。
これ以上はパンドラ過ぎる 。( ? )
.. そうだ 、考えるのをやめよう 。
そうだよね 、入学から一 、ニ回言葉を
交わしたくらいの顔見知りと
.. ワンナイトなんて .. ( 笑 )
ワンナイト .. なんて 、..
ワン .. ナイト 、なんて .. ???
多分私が起きる前に風呂を済ませたのだろう
そそくさと制服に着替え
財布を片手に持つ蘇芳くん 。
そんな蘇芳くんに思わず大声で
待て 、と引き止める 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!