翌日 、
元父親の訃報がニュースとなった
何も感じなかったと言ったら嘘になる
でも泣けなかった。不思議だ
ここからは防衛隊の警備はより厳しくなるだろう
防衛隊の行動が分からないと、こちらも困る
ただでさえどこまでコッチの情報掴んでんのかわかんないのにっ
と愚痴を添える
そう大きな賭けに私は負けた
人間の“基本的な”思考回路を理解した9号なんて
負けるに決まっていた。
だからこそ腹が立つ
“努力家”はこれだから嫌いだ
今の上司に報告とそれが真実か確かめる為に必要である“お願い”
とあるひとつの賭けだ
9号に協力しているのは人間。それも女性というのまではわかっている
実際に会ったのは俺と伊春君くらいだ
俺だからわかったのかもしれない
いや先輩ももしかしたら気づくかもだけど
あなたではないことを祈るばかりだ
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。