______……新学年が始まり、新入生のざわめきが校内に広がる。春の陽気が心地よく、桜の花びらが舞い落ちる中…彼女、あなたは静かに読書をしながら座っていた______
パタリと読んでいた本を閉じて話しかけてきた男子生徒を見据えると、彼は頬を染めながら視線をチラチラとさせる___
___私に好意を寄せている、彼の様子を見れば一目瞭然だった。
微笑みながらそう言うと彼は更に顔を真っ赤にさせ、自分の席へと戻って行った__
__聞きたくなくても、聞こえてくる妬みの声の数々……
__言いたいことがあるのなら面と向かって言いなさいよ、、、
そう心の中で愚痴りながら、再度読みかけの本を開くと隣からクスクスと笑う声が聞こえた…___
_____最悪だ
隣にゆっくりと視線を移すと、視線がかち合った
よりにもよって、彼と同じクラスになるなんて……オマケに隣の席___
__まぁ、仲良くする気なんて無いけれど…
適当に愛想を振りまいて、再び本に視線を落とす
その言葉を聞いて、視線を隣へと向けると彼はニコニコと笑みを浮かべる。
___謙遜すらしない、彼はだいぶ性格が悪いのだろう
___そう、思っていたのだが…………
休み時間、一人で本を読んでいると
と、後ろから本を覗き込んできたり__
移動教室の際は___
女子生徒の誘いを断り私の前へ来たかと思えば
また別の日には_____
etc..……何かと私に絡んでくるのだ。
_____放課後、
___続く













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!