第2話

第一話
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2026/06/03 15:03 更新
______……新学年が始まり、新入生のざわめきが校内に広がる。春の陽気が心地よく、桜の花びらが舞い落ちる中…彼女、あなたは静かに読書をしながら座っていた______

男子生徒
ぁ、あの…

貴方
貴方
……、何でしょう?

パタリと読んでいた本を閉じて話しかけてきた男子生徒を見据えると、彼は頬を染めながら視線をチラチラとさせる___

貴方
貴方
…(あぁ、成程……)


___私に好意を寄せている、彼の様子を見れば一目瞭然だった。

男子生徒
あ、ぇっと…俺〇〇って言います…!!その、これから1年間よろしく…!!

貴方
貴方
…えぇ、よろしくお願いしますね〇〇さん。


微笑みながらそう言うと彼は更に顔を真っ赤にさせ、自分の席へと戻って行った__

女子
……チッ…あの女、また男子に色目使ってる…気持ち悪い…

女子
……ちょっと顔が良いからって調子乗りやがって……どうせ、成績も先生を誑かしたりして点数を貰ってるに違いないわ…


__聞きたくなくても、聞こえてくる妬みの声の数々……



貴方
貴方
はぁ、…煩わしい…そんな事言う暇があるのであれば勉強でもしたらいいのに…

__言いたいことがあるのなら面と向かって言いなさいよ、、、

そう心の中で愚痴りながら、再度読みかけの本を開くと隣からクスクスと笑う声が聞こえた…___

フョードル
…えぇ、本当に。貴方の言う通りだと思いますよ。他人の事よりも、ご自分達の事を気にされた方が良いのに__

_____最悪だ



隣にゆっくりと視線を移すと、視線がかち合った

フョードル
…ふふ、おはようございます。僕の名前はフョードル・ドストエフスキー,,,貴方のお好きなように呼ばれて構いませんよ。


よりにもよって、彼と同じクラスになるなんて……オマケに隣の席___

貴方
貴方
__おはようございます。では、フョードルさんで…。…初めまして、私の名前は院瀬見あなた…名前は…お好きなように呼ばれてください

フョードル
あなたさん、そう呼ばせていただきますね。これから1年間、同じクラスメイトとしてよろしくお願いしますね

貴方
貴方
えぇ、よろしくお願いします

__まぁ、仲良くする気なんて無いけれど…

適当に愛想を振りまいて、再び本に視線を落とす

フョードル
__…そういえば、あなたさんは入学してからずっと学年テストで二位を保持されていますよね

貴方
貴方
…、……それが、何か?

その言葉を聞いて、視線を隣へと向けると彼はニコニコと笑みを浮かべる。

フョードル
いえ、"二位の座を保持し続ける事ができる"なんて凄いなと、…そう思っただけですよ。


貴方
貴方
…(…嗚呼、この人…私の苦手なタイプの人間だ)
貴方
貴方
…いえいえ、私なんかよりフョードルさんの方が凄いと思いますよ。だって、この1年間学年トップの座を誰にも譲ったことがないじゃないですか。
 
フョードル
…ふふ、ありがとうございます

___謙遜すらしない、彼はだいぶ性格が悪いのだろう

貴方
貴方
…(…まず、私から関わる事は無いな…そのうち彼も私の事を飽きるだろう__)








___そう、思っていたのだが…………



















休み時間、一人で本を読んでいると

フョードル
…面白そうな本ですね、読み終わったら僕にも貸してくださいませんか?



と、後ろから本を覗き込んできたり__


移動教室の際は___
女子
あ、あの…フョードル君良かったら一緒に移動_

フョードル
…申し訳ありません、先約がありますので。

女子生徒の誘いを断り私の前へ来たかと思えば

フョードル
あなたさん、行きましょうか_

貴方
貴方
…(約束した覚えは無いのだけれど??)

貴方
貴方
お断りしま__

フョードル
あぁ、其れは残念ですねぇ…。うっかり、"今朝の事"を言ってしま_

貴方
貴方
…行きましょうか

フョードル
…えぇ、勿論。早くしないと次の授業に遅れてしまいます

女子
……(睨)

貴方
貴方
(女子の視線が痛い……)

また別の日には_____

フョードル
一緒に午後の紅茶でも如何でしょう?良い紅茶が手に入ったんです…きっと貴方も気に入ると思いますよ

貴方
貴方
嫌で_

フョードル
僕の誘いを断れる立場だとでも?

貴方
貴方
…わー、お茶会タノシミダナ〜……

フョードル
ふふ、そうでしょう?

貴方
貴方
…(この男、本当に腹立つ…( *´˘`*ꐦ))

etc..……何かと私に絡んでくるのだ。




























_____放課後、


フョードル
あなたさん、チェスに興味はありますか?

貴方
貴方
…まぁ、多少は

フョードル
其れは、良かった。この後暇であれば僕が所属している部活に見学に来ませんか?

貴方
貴方
…(どうせ断っても強制的に連れていかれるんだろうな…今日はバイトもないし…)
貴方
貴方
…はぁ、わかりました。どうせ断っても貴方は私を連れていくんでしょ?

フョードル
おや…それが素面ですか

貴方
貴方
はぁ…貴方の前で演技するのが面倒くさくなっただけです…

フョードル
成程、気を許してもらえる程親しくなれた…という事ですね。嬉しいです(*^^*)

貴方
貴方
本当に、性格がよろしい事で(どうやったらそう解釈出来るわけ??)

フョードル
ありがとうございます

貴方
貴方
…(皮肉だよ)


___続く

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