第81話

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2024/01/06 21:28 更新
ころんが吊られ、俺含め、3人が脱出。
しかし、るぅと同様ころんが戻ってくることは無かった



もうやるべき事は決まった。
後は、実行に移すだけ



















コンコン、とドアがノックされる。
枕から顔を上げて、ドアに近付く。誰、と小さく問う
さとみ(?)
さとみ(?)
俺だ。話がある
話がある、と言われた瞬間、心拍が早くなり、耳に響く。
手の震えが止まらなくなり、冷や汗がじっとりと額を伝う。
震える手でドアノブを握り、捻る。
小さく開けば、廊下の明かりが部屋に差し込み眩しかった。
さとみ(?)
さとみ(?)
入れてくれるか?
いつものように笑うさとみにほっとした莉犬は、さとみを部屋に入れる。
莉犬(庭師)
莉犬(庭師)
話って何?さとみく────
ドンッ
莉犬(庭師)
莉犬(庭師)
ぇ……、?
下を見ると、腹に深く刺さったナイフ。
それを握るのは、冷たい目で莉犬を見るさとみ。
莉犬(庭師)
莉犬(庭師)
さと、みく、どうして……?
さとみ(?)
さとみ(?)
どうして?
さとみ(?)
さとみ(?)
変な事聞くなぁ?
さとみ(?)
さとみ(?)
ころんを殺した癖に
ヒュッ、と息が詰まる
腹を押さえながら、莉犬は首を横に振った。
莉犬(庭師)
莉犬(庭師)
違う……違う違う違う違う!!
あれは俺じゃないっ!あれは俺の中にいる何かだっ!!
莉犬(庭師)
莉犬(庭師)
んぐっ……!?
口を手で塞がれ、ベッドに押し倒される。
塞いでいる手は強く莉犬の顔を押さえており、皮膚にくい込んでいた
さとみ(?)
さとみ(?)
俺の中にいる?
さとみ(?)
さとみ(?)
結局は、お前じゃねぇか
狂気に満ちた笑顔を向けられ、恐怖に陥った莉犬は、涙を目からこぼし、首を横に振った。
莉犬(庭師)
莉犬(庭師)
ん"、ん…、ん"ん"っ!
さとみ(?)
さとみ(?)
じゃあな
ドス、と突き刺さった音がして、部屋は静寂に包まれた

















ななもり。(?)
ななもり。(?)
……
部屋は思ったよりも綺麗だった。壁や本棚も荒れておらず、最初通り。目につくと言えば、1箇所だけ真っ赤に染まった絨毯。そして、真っ白なシーツが敷かれていたはずのベットは、いつの間にか赤く染められており、中心にナイフが突き刺さった莉犬くんが大の字で眠っていた
さとみ(?)
さとみ(?)
後はなーくんで最後だよ。
ななもり。(?)
ななもり。(?)
どんだけ恨んでても、なーくんって呼んでくれるんだね。
さとみくん。
さとみ(?)
さとみ(?)
恨んでる?どうして?
ななもり。(?)
ななもり。(?)
まぁ、いいよ。で?俺をどうするの?
さとみ(?)
さとみ(?)
分かってるでしょ?
にこっと、この場に似つかわしくない笑顔を向けてくるさとみに恐怖を感じた。
ななもり。(?)
ななもり。(?)
残念だけど、俺が死んでもこの世界は終わらない。誰かが罪を犯し続ける限りね
さとみ(?)
さとみ(?)
罪を犯し続ける?ころんやるぅと、ジェルが一体何を犯したって言うんだ!?
あいつらは関係ねぇだろ!!!
ななもり。(?)
ななもり。(?)
彼らは大罪人だよ。
さとみ(?)
さとみ(?)
は?
ななもり。(?)
ななもり。(?)
まだ分かんない?
ガチャン、とどこからか音が鳴る
ななもり。(?)
ななもり。(?)
俺達は、もう既に死んでるんだよ。
それなのに現世に戻った。
それは紛れもない大罪だ
そう言って、なーくんは自分の頭に銃口を向けた。
さとみ(?)
さとみ(?)
やめ……っ!!
ななもり。(?)
ななもり。(?)
ぐ…ぅ…ッ
なーくんは恐怖からか、顔が歪んでいた。
そして、俺が止める前に引き金は引かれた。



バンッ、という音がしたと思うと、次はドサリと倒れる音。
視線を下に向ければ、拳銃を握ったまま頭から血を流して倒れるなーくん。
なーくんから少し離れた横には、拳銃の弾が転がっていた。
貫通していた。

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