告白から3ヶ月半
─ニナ─
家に帰るとニアが深刻な顔をしてこちらを見ていた
何か隠してるのはわかった。
でも聞くのは申し訳なくて聞けなかった。
多分ニアも言わなかったと思う。私が聞いても。
私は自分の部屋に行き窓の外をチラリと見た
すると
走っていくリトさんが見えた
どこへ行くんだろう
その後じゅりあから電話があった
なんか皆して何かを隠してるのかな、
リトさんは走ってどっか行ってるし、ニアは深刻な顔をするしじゅりあだって謎の電話してくるし、
ピーンポーン
バタン
こうなったら
あの人に!
いう気がないならこの手しかない!
少し慌てた様子
皆こうやって、
私何したんだろう。
ユウマ君なら、
でも、あんなことしちゃった、、
どうしよう
その時ニアが私の部屋のドアを開けて
ガチャ
走らないと、
私のそばにいつもいてくれたのはユウマ君だけじゃなかったことに今気づいた。
リトさんはいつも私横に居てくれてたんだ。
今更気づいても遅いよね、
私はまた走った
走るのに慣れてない私は、何回も転んで
身体からたくさん血が出てる
ユウマ君の苦しみはこんなんじゃないよね
今泣いても遅い、
早く行かないと
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。