第28話

第25話
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2025/07/27 15:36 更新
先輩
お久しぶり
理科室に冷たい声が響く。

静かな理科室だからかより一層冷たく鋭く聞こえる。
あなた
あ、先輩…。
先輩
なんか私に言うことあるわよね
理科室の中に入りながら先輩は私の顔を伺う。
あなた
すみません。
約束を破るようなことを…
先輩
そうだよね?
先輩
私との約束あなた破ったでしょ
リトと前は一緒に痛みを分けてくれたから

8人に迷惑をかけないように一緒にいる方法を

私は選んだ。
あなた
はい。
リトのことはここでは口に出してはいけない。

私は口を噤んだ。
先輩
どうして?
あなた
…。
先輩
理由を言うだけでしょ?
あなた
…。
先輩
黙るのね。そう。
男好きなのね、仲よくと無いくせにベタベタと
あなた
そうですね
確かにそうかもしれない。

皆が私に気を使っているかもしれない。

今日の朝みたいに期待してたなんて馬鹿みたいだ。




???
そうじゃない






ドアの方から声が聞こえた。
赤城ウェン
そうじゃないです
あなた
ウェンくん…。
先輩
なっなんでここに
赤城ウェン
あなたの下の名前ちゃんに用があって探してて先生に聞いたらここにいるって言われて来たんです
あなた
ウェンくん帰ってていいから大丈夫だよ
リトも以前この話を聞いていて、

ウェンくんもここで聞いたら、

8人全員に迷惑がかかってしまう。
先輩
私はあなたの名字さんと大事な話してるから
赤城ウェン
その話僕にとっても大切なんで
あなた
(でも、迷惑がかかっちゃう…どうしよう)
先輩
赤城くんは関係ないから帰って大丈夫よ
赤城ウェン
関係あります
そう言いながらウェンくんは私の後ろについた。
あなた
ウェンくん大丈夫だって
赤城ウェン
あの先輩。
僕たち仲良いです。仲良くないわけないです。
先輩
赤城くん嘘はよくないよ。
だってあなたの名字さんは否定してなかったもの
あなた
…。
だって私の思い込みに過ぎないかもだし…。
先輩
ほらあなたの名字さんは何も言わないし
赤城ウェン
僕が訂正します。
本人なんだから説得力ありますよね
先輩
なっ
先輩は戸惑った様子。

まずい…。

ウェンくんが踏み込めば踏み込むほど

8人へと影響が及ぶ確率が高くなる。

あなた
(どうしよう…。)
あなた
先輩。
先日の約束は守れずにすみませんでした。
あなた
今後はちゃんと守りますので。
本当です。
なので話は終わりにしましょう。
先輩は察してくれたのか
先輩
わ、わかった
私は即座に教室から出た。


ウェンくんを置いて。


ウェンくんの顔は見れなかった。見たくなかった。


どんな表情をしているか怖くてたまらなかったから。





廊下にはオレンジ色の光が入ってきている。



私の足音が廊下に速く響く。



一つの影がゆらゆらと動いていた。


みいあ
みいあ
アドレナリンが…:( ˙꒳​˙ ):

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