ここで私は一つ気づいてしまった。
今日教室に入っていないことに。
今日教室にって語呂いいな…
そんなことはどうでもよくて、またやってしまった。
絶対にやりたくなかったのに。
無断欠席だ。
親に連絡…行くのかな。また迷惑かけちゃうな…
でももう、始業式始まってるしそんなこと思ったってしょうがないんだろうけど。
あなた「なんでこんな上手くいかないのかな…」
上手く生きれない私に心底腹が立つ。
もう諦めて屋上で寝転がっていた時、屋上のドアがギィと音を立てて開いた。
なんで?今まで誰も入ってこなかったのに。
誰が入ってきたか恐る恐る確かめてみると。
生徒ではなかった。
確か去年入ってきた菅原先生…だったと思う。
生徒ではなかったことを確認できたのでまた再び寝転がった
下の階の振動が伝わってきて心地よい。
菅原先生「おーい、大丈夫だべか?」
声をかけられた。
あなた「…なんですか?」
菅原先生「及川さん、今日教室いなかったし、欠席連絡も来てなかったからどうしたのかなと思って、前任の前田先生にきいたらいつも屋上にいるって言ってたからもしかしてーと思ってきてみたんだ!」
菅原先生「どうしてここにいるんだ?」
そう菅原先生は爽やかな笑顔で言った。
多分この笑顔で何人もの女性を落としてきたんだろうな…
あなた「なんとなくここにいたいからいるだけです、それじゃ」
私はそう言って逃げるように帰って行った。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!