第5話

高熱
13,259
2023/05/04 13:31 更新
目黒side

ジリリリリリッ ジリリリリリッ ジリリリ…カチッ

朝起きた時、謎の倦怠感と異様なまでの寒気に身体が支配された。
完全にベッドに縫い付けられたかの様に、指一本動かすことがままならない。
目黒蓮
………これは…やばいな…。
働く機能だけが抜け落ちたかのように、回らない頭をフル回転させて、今日の仕事は何だったかを必死に思い出した。
目黒蓮
……たしか、ざっしと…ゆーちゅーぶの…さつえい……。
目黒蓮
……なんじ…から…だっ………け……ZZzz……
次に起きたのは、撮影開始時間を30分過ぎた、10:30だった。
ラウール(LINE)
めめ?
ラウール(LINE)
寝坊した?
ラウール(LINE)
 📞
不在着信
ラウール(LINE)
 📞
不在着信
ラウール(LINE)
早く来てね!
目黒蓮
……っ、……はぁっ…。…やべっ……!
急いで準備しようとして、そのままベッド下の床にぶっ倒れた。
朝起きた時には感じなかった頭痛と目眩がして、寒気に震える身体から体力を容赦なく奪っていった。

死ぬ気でスマホを操作して、通話履歴の1番上の人に電話した。
深澤辰哉(通話)
…はいは〜い!ふっかさんだよ!めめ、今どこいる?
目黒蓮
……っ、はぁ…。
あ、ふっかさんだ…。
深澤辰哉(通話)
?なんか、電波悪い?聞こえてる〜?
目黒蓮
……ふっか…さん…。…っはぁ、すい、ませ…。たいちょ…、わる…くて……。
深澤辰哉(通話)
え!?めめ、体調悪かったの?ごめんね。身体、キツかったでしょ?…ちょっと待ってね。
俺が体調管理出来なかっただけなのに、心配かけちゃった…。
深澤辰哉(通話)
…今日の仕事リスケしてもらったから、今からめめの家行くね。鍵…は開いてないか…。
目黒蓮
…めいわくっ、かけて…ごめっ、なさ…。
深澤辰哉(通話)
迷惑だなんて誰も思ってないよ。気にしないで。
目黒蓮
……っ、はぁっ………。あり、がとっ…。かぎ、どあの…よこのっ…うえきばち…の、したっ…に、ある……。
深澤辰哉(通話)
分かった!ありがとう。すぐ行くね。
ふっかさん、来てくれるのか。申し訳ないな。
深澤side

集合時間から30分過ぎてもめめが来なくて、連絡はつかないし、ラウールのメッセージにも既読すらつかないから、流石に心配になった。
渡辺翔太
なぁ、流石に目黒遅くね?
阿部亮平
いつも早めに楽屋にいるからちょっと心配だよね。
岩本照
あの佐久間でも楽屋にいるもんな。
佐久間大介
ちょちょ、それは酷くない?!佐久間さんだってやれば出来るんだよ!?
プルルルルッ プルルルルッ プルルルルッ……
向井康二
ん?誰の?
深澤辰哉
……あ、俺だ。…え?!めめからだ!
ディスプレイには『目黒蓮』の三文字が…。
ラウール
何で僕じゃないんだろう…。
阿部亮平
まぁまぁ。
深澤辰哉
ちょ、マネ〜!!
向井康二
ふっかさん、あんな慌ててどうしたんやろ??
深澤辰哉
分かった!ありがとう。すぐ行くね。
宮舘涼太
ふっか、どうしたの?
深澤辰哉
なんかめめ、体調悪いらしいから、今からめめの家行ってくる。
渡辺翔太
え。目黒、体調悪いの?
ラウール
ふっかさん!僕も行く!
深澤辰哉
買い出しとかもあるだろうし、取り敢えず全員で行こうか。
岩本照
じゃあ、俺車出すよ。皆乗って!
深澤辰哉
照!ありがとう!

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