第70話

「主人公」
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2026/04/03 21:00 更新
準備は整った。新たな隠れ家としていた拠点は目をつけられているのと、「破壊されるのがやだ」という悠の我儘で「とばり」により隠し、別の建物に誘導結界を置いた。

誘導結界とは、簡単に言えば「帳」の逆の効果を持つ結界。
「帳」は認識させないようにするが、逆に目立たせる。

基本的に2人行動。悠と零夜、ゆあんとえと。離れた位置ではモネとのあが感知魔法陣の調整を。るなともふはどぬくを守るための護衛として「帳」の中にいる。タスクウルフはいつもの如く上空から監視している。
零夜
零夜
…あとは…向こうが来るのを待つだけ、か。
清風悠
清風悠
ああ。
零夜
零夜
…なぁ。あのままでいいのか。どぬく。
2日前、拠点へ向かって走ってくるどぬくをタスクウルフが感知し保護。その後色々と情報提供をしてくれた。
清風悠
清風悠
ああ。治療はのあとタスクウルフがやってるし平気だ。
零夜
零夜
いやそうじゃなくて、保護状態だけでいいのかって話だ。満身創痍だったとはいえ、少しは疑ったほうが…
清風悠
清風悠
嘘はついてなかった。極六眼にそう映ったからには問題ないはずだ。
零夜
零夜
…そうだったな。お前の瞳はすべてを見通すんだった。
清風悠
清風悠
一部制限があると見れないけどな。
零夜
零夜
世界側からの閲覧制限だったか?
清風悠
清風悠
それと、俺自身の弱体化もある。
零夜
零夜
…まだ弱ってるのか?
清風悠
清風悠
これでも全盛期の3割だ。
零夜
零夜
…なんというか、「ザ・最強主人公」ってやつだな。
清風悠
清風悠
お前もその系譜の一人だろうに
清風悠
清風悠
どんな世界だとしても俺が「主人公」の立場になることはないぞ。視点として、と言えば話は別かもしれないが。
清風悠
清風悠
一般的に、『世界』の外郭と少しの要素が構築されると、エンティティキャラクターに「主人公」の権限を持つ者が選ばれる。それは世界の核となる部位パーツであり、それに合わせて要素が構築されていく。
清風悠
清風悠
割と勘違いされがちだが、読者たちの視点から見た「主人公」と、実際の『世界』の「主人公」は別なことが多い。
零夜
零夜
そうなのか?
清風悠
清風悠
分かりやすいのだと…「主人公死亡END」ってあるだろ。あれ、本来なら死んだ途端に世界崩壊するんだわ。核が消滅するんだからな。でも仲間が反撃して勝ったり、なんやかんや最後には平和になるだろ?あれがまさにそれだ。
清風悠
清風悠
最初は権限持ちだったとしても、死ぬ前に何処かのタイミングで別の誰かに移る。世界側の自己防衛機能さ。
清風悠
清風悠
あとはあれかな、物語読んでるとたまにいる
「あれ、コイツ主人公より主人公してない?」ってのもそう。世界の「主人公」は物語においての「主人公」と同位ではないのさ。
零夜
零夜
つまり、この世界にも誰か、「主人公」にあたる奴が?
清風悠
清風悠
…さぁな。実のところは分からん。
清風悠
清風悠
だが、世界名が「ファントミューラ」な時点で怪しい。「虚構の式」だぞ。
零夜
零夜
そういう意味だったのか…この世界の名前
清風悠
清風悠
無理やり意味をつけるとしたら、だがな。
清風悠
清風悠
(だからこそ、あの武器・・・・はこの世界で使いやすいはず)
さて…
そろそろ来そうだからここら辺で念話に切り替える。
清風悠
清風悠
〚んじゃ各自、確認でき次第動いちゃってくれ。〛

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